衝撃的な結末を売りにしている作品は、できる限り前情報をいれないように見る様にしているが、この作品はまさにそうすべき作品のひとつ。
作品のタイトルやあらすじの段階で想像していた展開やラストと、全く異なる方向に進んでいく。
序盤の伏線もラスト数分でしっかりと回収される。
ある大量殺人現場に残された、一見無傷の女性の遺体。
しかし外傷は無いにも関わらず内部は焼け爛れていたり、しかしまるでついさっき絶命したばかりのような状態でもあり、不可解な点が多々存在する。
死体安置所の経営者であり、検体のプロでもある親子が死因を突き止めていくにつれて、事実とは思えないような真実に近づいていく。
この結末を一発で予想できる人はなかなかいないのではないだろうか。