死体安置所の閉塞状態で物語が進行するソリッドシュチュエーションホラーです。
死体安置所というホラー映画にこれまで幾度となく登場するシュエーションですが、そこに終始し、死体を解剖していく過程で徐々に謎が明らかになるという設定は斬新で非常に引き込まれる部分がありました。
だがしかし、謎が明らかになってからの展開や観客をビビらせる演出はベタなものばかりで、設定が斬新であった分もう少し凝った演出がほしかったところではあります。
また怪現象の元凶となる人物には一ミリも同情できず、被害に遭う主人公達がただただ理不尽で、イマイチ腑に落ちない部分もあります。
故に設定、役者の演技等での評価となりますので、ホラー映画を観慣れてる方々にとっては、新鮮味は薄いかもしれません。