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THE BATMAN-ザ・バットマンーのcinematrekのネタバレレビュー・内容・結末

3.2

このレビューはネタバレを含みます

ザ・バットマン
試写会にてIMAXで鑑賞!

今作のテーマ曲、弦楽器の響きが印象的。

過去作はだいたいリアタイで見ている。
特にティム・バートン版はお気に入り。
狂気な世界(街)で起こる狂気な犯罪に立ち向かうには狂人である必要がある。
人々が怖がり、闇から現れるコウモリ男、それがバットマン。
それが久しぶりに見れた気がする。

世の中的にはノーラン版が人気があるだろう。
まぁ、しかしニューヨークのような現代のリアルな世界に現れるコウモリ男はただのコスプレイヤーにしか見えない。

この手の映画は、DCであれ、MARVELであれ、フィクション、ファンタジーの世界をいかにもリアルに感じさせるかが重要であり、リアルな世界に無理やりファンタジーをはめ込んでもハリーポッターにしかならない。

今作はノアールな探偵映画という様相。
知能犯リドラーが何を目的に何をするかがポイント。
途中からキャットウーマンの登場と、彼女を取り巻く状況がバットマンの行動と絡み合い行動を共にする流れは上手くできている。
ただ初見の登場人物の把握出来ないままストーリーが進んでいくところがいいのか悪いのか。
また、3時間程の長さがやはり途中中だるみを感じてしまう。もう少し編集をタイトにしていくともっと見やすく分かりやすかったろう。
それと、撮影に関しては、近年よくあるやたらブラして迫力やスピード感を表現しようとして結局何がなんだか分からない映像にする事がなく、しっかり動きが分かるよう落ち着いた撮り方は好感。

登場するガジェット類は、いつも楽しみの一つではあるが、今作は地味な感じ。
冒頭コンタクトレンズを外すシーンがあるのだがなんでバットマンがコンタクト?と思ったが、それはコンタクトレンズ型カメラで録画もできるスグレモノであった‪w
セリフによる説明はないのですが映像だけで理解できない人もいるだろうから説明しておく‪w
そのレンズは中盤にキャットウーマンにも装着させて情報を探るので理解しておいた方がよい。
バットマンカーは、後部のジェットエンジン?は狂気じみてて好きなのだが、それ以外はワイスピに出てきそうなところが残念。
ティム・バートン版に登場するした絶対普通の人は作らないだろうと思えるデザインが良かった。

3時間もある映画にしてはセリフはやや少なめ、そのため理解しにくいところもあるので、吹き替えで見るのも良いかもしれない。しっかり映像を追いかけ、セリフは目で追わずに耳で聞くことができるからだ。

2回目を見るとしたら吹き替えにしたい。
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