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DUNE/デューン 砂の惑星のcinematrekのレビュー・感想・評価

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)
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酷かった。
自己満でしかない映画は久しぶり。
場面とセリフがあってないだろと思うシーンがしばしば。
なぜこの場面や演技でこのセリフ話せるのか?というちぐはぐさ。

BGMだか効果音だかの音量もデカすぎ。
全く効果のないのは、ブレラン続編やボータラインと同じ。

スローの多用もまた効果なし。
スローはここぞという時使うべきでこんなに多用してたら話のテンポが悪くなるばかり。

キャスティングもまたオールスター座談会だかオールスター運動会だか。
旬の俳優を使えば良いと言うものでは無い。
ほとんど持ち味が出せてなくただ大勢いるだけだ。

アクションもなぜこうも迫力がないのか。
これは日本のテレビドラマなのか?と思うくらいの緊張感のないつまらなさ。

デビッド・リンチの方は不評も言われているが、真逆では無いだろうか。
狂気の世界を彼なりの精度とオリジナリティで表現していた。
何が起こるのか、どんなことになるのか、このキャラクターは何をするのか?!とワクワクドキドキの連続。
TOTOのサウンドも不思議なくらいハマっていた。
ボイスの表現も良かったし、パーソナルバリアなどもCGがない時代にユニークな見せ方だった。

風景PVであった今作、続編はないだろう。
また、この監督作品は4本目くらいだが、どれも題材は良いのに半分のポテンシャルも出せていない。
もう見ることはないだろう…


あー、リドリースコットが撮ってくれていたらなーー

ということで0点。

追記
映像を賞賛しているレビューも散見するが映像美を賞賛するなら2001年宇宙の旅が最高峰。
しかもあの時代にアナログで撮影したというのは驚嘆しかない。
今やモーションコントールカメラもCGもあり様々な撮影方法、画像処理方法がある中でこの程度では賞賛できない、
何年も前の中国映画の英雄(HERO)や、バーフバリの方がもっと映像美がある。
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