このレビューはネタバレを含みます
バットマンてやっぱすげえんだな。
2年、未完成、世界に知られたバットマン/ブルースウェインに甘えてる感は否定できないものの、それを活かして余りあるその未熟さが新鮮でもありすごく良かった。
寝違えたんか大丈夫か。ってぐらい常に真っ直ぐ前を見ない数少ない昼間のシーンも、マスクから覗く白目多めの暗い瞳も期待通りのブルースウェイン/バットマンだった。
説明不足に感じる部分は今後を想像させてくれて楽しくもある。
どれだけ愛し愛され育った子だったのかぐらいはもう少しあった方がリドラーとの対比がより分かりやすくなったとは思うけど、
ブルースが基本的には素直で良い子なのは我々良く知ってるからね。そういう子のお育ちの良さはまあたいてい愛のためですよね。と思う。
思わされるのがやっぱりちょっとズルいな。とも思うけど。
ハリポタトワイライト、その後の彼のキャリア自体が絶妙にここに繋がっている気がして、何かのお礼を言いたくなるね。
バットマンにキャスティングしてくれて、バットマンやってくれてサンキューな。全く違和感なかった。
布が多めのゾーイクラヴィッツは新鮮だった。まともに意識して観たのマッドマックスぐらいだし、いっつも際どいパーティファッション見てたからかな。
コリンファレルはわたしが知ってるコリンファレルじゃなかった。名前を観るまですっかり忘れてて特殊メイクすごい。
とはいえ、みんなすごく現実路線で、スーパーヒーローというよりもどこかにいそうな絶妙なリアルさにジョーカーの影響を感じる。
だいたい雨降っててゴミだらけだけど、めちゃくちゃサイネージ類が充実してもいて、ゴッサムシティ自体の雰囲気も良かった。
吹替がね、気になるのよ。
ペンギンが金田明夫って絶対良いでしょ。
IMAXじゃなくてもこの画面の暗さに耐えられるのかも確かめたいからもう一回観たい。
たぶん家のテレビじゃ何が何だか分からないと思うし、せっかくの低音も迫力半減するかうまく聞こえないと思うし。
バットマンてタイトルがめちゃくちゃカッコ良かったから超絶期待して入場特典のポスター開いた時のガッカリ感は半端なかったね…。