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THE BATMAN-ザ・バットマンーのtetsu3のレビュー・感想・評価

4.0
暗闇。
蝙蝠。
陰影。
やつはそこにいる。

過去作の中で最も暗度と湿度が高く、温度が低い。
暗く、重く、病んだバットマンだった。
配役決定のときの違和感は、微塵もなかった。
コミック的な要素も、彼のスーツ以外は極力消し、
リドラーも、キャットウーマンも、ペンギンも、皆リアルを纏っていた。

ティム・バートンから始まるバットマンについては、コミック的な要素をしっかり出し、これはこれで悪くない。
ノーランのバットマンは、ダークヒーローとしての存在と、コミック的な要素とリアル感を上手く融合させていた。
DCEUのバットマンは…、まぁおいておこう。

リドラーとの謎解き要素でミステリー風な味わいは成功だ。
確かに長かったが、決して冗長ではなく、心地のいい時間の使い方だった。
(ただ、画面の暗さとSomething In The Wayの曲調で眠気を誘うのも事実)

このバットマンがどこに向かい、どのように戦い、どのように傷付いていくのか、僕らは見守る必要がある。


最後、何て書いてあった?
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