レイシズムについての映画かと思ったら、ひねりの効いた「マンディンゴ」で、後で思い返せば伏線が張られまくっていたことが分かる映画だった。
場違いな場所に来た時の居心地の悪さが不穏さに発展する、という発想で映画一本撮っちゃうところはアイデア賞もの。ただ、結構早いタイミングで、この家族の行動が「不穏」ではなく「異常」に見えてくるので、そこから先はサスペンス性が落ちてしまった。
低予算なのは分かるけど、ショック演出がどれもありきたりなので、話の斬新さに比べて、映画としても斬新かと言われると微妙。
主演のダニエル・カルーヤのギョロ目が印象的。