子どものためを思って行う行為の多くは、結局、親の自己満足に過ぎないのかもしれない。
前半部分は、子どもの才能を抑え込むような対応に抵抗を感じるが、
後半部分は一転、本人の意向を無視した英才教育に反発を感じるような作りとなっている。
子どもが本当に望むこと、そして周囲の大人が子どものためにすべきことは、
個性を尊重され長所を伸ばしてくれること、そして何より目一杯の愛情を受けることである。
そのいずれに片寄ってもいけない。
ニヤリとした後の朝の挨拶など、いくつかあるユーモラスな台詞がいずれも印象的。