このレビューはネタバレを含みます
ピクサーのアニメーターによる、いつものピクサーっぽさ皆無の大人向け短編アニメーション映画。
こちらから視聴出来ます👇
https://youtu.be/4G5cXMrV0B4
開始から3分で思わず「あっ!」と声が出ようとは思いもしなかった。
段々と近付いて来る雨雲に不穏な空気を感じる。そして止まる懐中時計の針。
間接的な描写なのに多くのことを伝えてくる。
タイトルの「Borrowed Time」とは、
「(死ぬだろうと思われていたのに)まだ生きている、おまけの人生を生きている」
「(九死に一生を得たあとの)天から与えられた時間」
という意味で用いられるようです。
まさにその通りの物語ですが、主人公にとって、今までが長い長いおまけの人生だったのか、それとも今日から与えられた時間を生きるのか。どちらともとれる深いタイトル。