与えられた時間の作品情報・感想・評価

「与えられた時間」に投稿された感想・評価

りす

りすの感想・評価

3.8
2017年147本目、6月18本目、劇場42本目の鑑賞

米アカデミー公認のショートショートフィルムフェスティバルにて鑑賞

米国アカデミー賞 2017 (アメリカ)

セントルイス国際映画祭 2015 最優秀アニメーション賞 (アメリカ)

ナッシュビル映画祭 2016 審査員賞 (アメリカ)

ハートランド映画祭 2016 グランプリ・ベストアニメーション賞 (アメリカ)  他

あらすじ
1人の老人警官が過去の出来事を思い出しながら、崖の前へと一歩ずつ歩みを進めるのであったが…


非常に短い作品
台詞も殆どありませんが、少しはあったように思います
あんまり覚えてなくて申し訳ありません


潔い終わり方が好印象
短編映画の魅力を詰めきった作品といえるでしょう
少ない上映時間で鑑賞者の心をどれだけ動かせるのかという点において今作は長けていたと言えるでしょう

ラストシーンに救われたと言うべきでしょうか
今作の短いながらも尺を取ってきた終盤までの映像全てがあってこそのラストシーンに、私の心は確実に揺さぶられましたす
”ショートフィルムの強み”

父と子の物語
時を経て蘇る想い
アイテムの配置
斬新なる悲劇

それぞれのフラッシュポイントの配置が素晴らしいです。ショートフィルムの強みを生かした手早く進める手法は、映画というよりも漫才やコントに近いですね。個人的にはショートフィルムは10分以内に、より寓話的にするなら5分前後で”決めに”くる作品が評価が高くなると感じます。鑑賞後の気持ちや、リアルタイムでライドしていく中での感情のマグマが冷え固まる前に、それ自身のライド性でエモーションを押し上げてくれ作用を、今作も含め演出できていると思います。
"借りられた"時間から、"与えられた"時間へ・・・


ピクサーのアニメーターが作品の合間に5年のも月日を懸けて製作した短編アニメーション。「アニメは子どもが観るもの」という固定観念を見事に打ち砕き、絶望やトラウマをテーマにした大人のための作品です。

ある1人の警官が崖にやって来た。
その場所は、最後に愛する父と共にいた場所。
そして、愛する父を殺してしまった場所。
己の命をもって償うため、身投げしようとするが……

あの時、ああしなければ……

過去に犯した罪は決して拭えない。
死んだ父の為に生きてた時間も、父の分から"借りてきた"ようなもの。
"借りた"ものは"返す"。
罪の重さ、命の重さ、絶望感、トラウマ……
心に抱える闇を払うには"死ぬ"しかないのか……?


しかし、彼は、その場所で、あるものを見つけた。


そして、…………


かつてない程心を掻き乱され、果てには圧倒的感動が待ち受けている。
あまり知られていないのが悔やまれますが、この作品は今年度の映画賞を騒がせることは間違いないでしょう。

このレビューを読んでくださった方には、すぐにでも観て欲しい短編。

傑作です。
荒野に1人保安官の格好をした中年の男がいました。彼は悲しげに曇る表情を浮かべ目の前の崖を見つめていました。

これを観た後に分かったのですが、ピクサー作品だったんですね。あまりにも衝撃的過ぎてピクサーが製作したとは思えませんでした。

7分間の短編。内容説明がネタバレになりかねないので気をつけますが、その男が何故保安官の格好をして崖を見つめているのか。というのを回想シーンで描かれます。

確かにピクサーの短編作品ですので台詞はほぼなく誰でも観ることが出来るのですが小さな子供にはオススメしません。ピクサーにしては珍しくディープな大人向けムービーとなっていました。