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出張のmingoのレビュー・感想・評価

出張(1989年製作の映画)
4.1
10代20代に期待膨らませすぎてその反動が30代にやってきて、毎朝起きるたびにおれはこのままで良いのか?て自問自答するサラリーマンを石橋蓮司が演じるのだが、その悲痛なまでの叫びがリーマンであるものに響く沖島勲監督1の傑作…石橋蓮司の孤独のグルメもとい孤独の旅路。

出張して足止めをくらった先で温泉街に赴くという序盤の流れで傑作の予感。「あ〜ん、H!」石橋蓮司の「H、IJK〜LMN〜♩」ギャグが最高。
盗撮したことによって立場が逆転したときの顔完全にアウトレイジじゃねえか。

誰がなんというとゲリラより人質より大変なのは長年勤めぬいているサラリーマンである。リーマンのための鎮魂歌。
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