FumiyaIwashina

ナミヤ雑貨店の奇蹟のFumiyaIwashinaのレビュー・感想・評価

ナミヤ雑貨店の奇蹟(2017年製作の映画)
3.4
かつて、手紙で悩み相談を行っていたナミヤ雑貨店に忍び込んだ3人の少年が、自分たちと共通点のある人たちとつながる話。
今作は東野圭吾作品としてイメージの強い緻密なミステリーではなく温かみのあるファンタジーだった。一つ一つのエピソードは良く、ゆるやかに繋がってもいるが、二時間という尺の中だとやはりそれぞれが少し薄く感じてしまう。ストーリー自体はそれほど難しくないものの、唐突なところや演出がいまいちなところもあるため、原作未読だが映画化するにあたって上手く落とし込めていないのかもしれない。
あと、門脇麦を生かしたいのはわかるが、彼女の歌や踊りは映画のなかで浮いていたし、他の俳優陣も各々が自分の解釈で演技をしているような感じで、映画としてまとまってないようにも感じる。