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真白き富士の嶺のmingoのレビュー・感想・評価

真白き富士の嶺(1963年製作の映画)
3.6
まさかの初日土曜満席観れずで再度仕事前にリベンジ。芦川いづみ×吉永小百合のダブルコンボで東京中のじいさん全員来てんの?てくらいごった返しててうけた。これこそ逗子の街並みが活写されてて当時の海街diaryやんてツッコミつつ、まさかの暗すぎる内容からそれは一瞬でかき消され姉妹愛と手紙を巡るミステリー叙情譚へと変貌を遂げた。太宰治の原作とは違って格調高い叙情的悲劇に仕上げることで吉永小百合は恋に恋する乙女心を見事に演じ切っていた。それこそ一瞬溝口映画の山田五十鈴の儚き演技を想起した、、
逗子は大好きな街なので当時の駅前など見れて嬉しかった。まだまあるいロータリーはないのだね。
追記だがジョゼフケッセルの「昼顔」読みたくなった
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