シュトルム凸映画鑑賞記録用改め

夜は短し歩けよ乙女のシュトルム凸映画鑑賞記録用改めのレビュー・感想・評価

夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)
3.9
二回目視聴 H30.1.21
濃密なる夢の時間。楽しきほら話也。
お互いの話を聞きたいという、初々しい二人。自分の話より、相手の話を聞きたいというのが、偽らざる気持ちを表していますね。

初回感想
四畳半神話体系と地続きの世界観の青春譚。樋口師匠や羽貫さんの登場も懐かしい。どこか昭和のバンカラの香りがするのも郷愁を誘われて良いですなあ。京都だと今でも実際にこうです!と言われても何故か納得感がある。京都で学生やれば良かったなあ…(笑)
と言うわけで、過ぎ去った、体験してない筈なのに懐かしい学生時代を回顧出来ちゃう、オシャレ寄りなアニメ。花澤香菜演じるヒロインも、四畳半神話体系の坂本真綾演じる明石さんに勝るとも劣らない個性で、快活・前向き・一点突破型の魅力溢れる女性。一種、可憐なる豪傑といった雰囲気まで漂う。それに対してお相手務める星野源演じる主人公は努力型のヘタレとややキャラと魅力において劣後する感じだが、まあ女性の方が輝いているのはアニメの世界の通例なので、許容範囲でしょう。
マジックリアリズムの世界観で、京都市民と京都の学生が繰り広げる一夜の夢、壮大なる法螺話に酔い痴れました。楽しかったです!