すずき

ラマになった王様のすずきのレビュー・感想・評価

ラマになった王様(2000年製作の映画)
3.1
昔々、南米ととある王国。
若い王様のクスコは、そりゃもうとんでもないワガママで自己中のクズ。
村を自分専用のリゾートに開発する、と言って農民パチャに立ち退きをさせようとしていた。
そんなある日、魔法使いのイズマを気まぐれにクビにしたクスコは、イズマに毒を盛られてしまう。
だが、クスコが飲んでしまったのは毒薬ではなくラマになる薬。
ラマになってしまった王様は、王宮から追い出されたが、そこを助けたのはパチャだった…。

ディズニー長編アニメーション第40作。
今作はギャグに全振りです。
しかし見た感じ地雷臭漂うパッケージ&タイトル。
実際は見た目よりは悪くなかったけど、どーしてコレ映画で作っちゃったかなぁ…、という印象は拭えず。

悪かった点を挙げると、まずは絵!
テレビのトゥーンアニメみたいで、明らかに気合入ってない。

そして主人公の声。
若い頃の藤原竜也が吹き替えてて、上手くないけど普通の時の演技はまだ良い。
問題はギャグシーンで、劇中のギャグの多くがスベってるのは多分声のせいなのでは。
特に、回想シーンにツッコむ、というネタで「オイオイィィ、コレって〇〇じゃねーかぁぁー」とテンションの低い銀魂みたいなツッコミを入れられるのはゲロ寒かった。
ギャグアニメって、ドラマよりずっと声優のキャスティング大事な気がする。

でもイズマの配下の、ガタイはイイけど頭はパーのクロンクのギャグは面白かったかな。
キャラクターがイイのもあるけど、声が堀内賢雄なのも良かった。

あとはクスコとパチャの、バディロードムービーの様な展開も悪くなかったし、なんだかんだで退屈はしなかった。