とし

いぬやしきのとしのレビュー・感想・評価

いぬやしき(2018年製作の映画)
3.0
奥浩哉原作の漫画をアニメ化。その後、実写映画化したものです。

58歳になる犬屋敷壱郎は、冴えないサラリーマンだ。仕事はヘマばかりだし、家族にも相手にされていない。更に健康診断の結果…癌が発見され、余命3ヶ月の宣告を受けて絶望する犬屋敷。そんな彼が夜の公園にいた時、突然何かが落下し彼はアッサリ絶命する。しかし翌朝、何故か傷ひとつ無く公園で目覚める犬屋敷。夢だったのかと首を捻っていたが、彼は自分の体が機械になった事を徐々に理解する。その力を使い、現代医学では治せない患者を救い始める犬屋敷。一方、犬屋敷が公園にいた時…その公園には学生である獅子神皓もいた。彼もまた機械の体となったが、彼は犬屋敷と違い、その力の使い方を熟知し、気に入らない人々を次々と殺しだす…という内容ですね。

少し前、アニメもAmazonプライムで観ました。世界観に惹き込まれて、一気に最後まで観ましたよー。その後にこの映画を観たのですが…。なんていうか、端折ってる部分が多かったという印象ですね。無くても大筋には影響無い部分だけでなく、そこは無いとマズいんじゃないかという部分も削られてて…。多分、アニメ観ずにこの映画を観たら、内容はちゃんと理解出来たでしょうし、「面白かったー!」という感想に至った気がします。アニメを観たからこそ、「何でそこ端折るの!?」みたいにモヤモヤするのが残っちゃったのでしょうねぇ…。だから、アニメ観て無かったら点数は4点だったと思います〜。

貴方がこんな力を手に入れたら…犬屋敷のように人の為にその力を使います?それとも獅子神のように自分の為に力を使います?私は…適当に誰にもバレない程度に自分の為に力を使い、面白おかしく暮らしそうだなぁ…(苦笑)。

ラストは…アニメならまだこの後に山場があって、あの結末に至るのですが。それが省略されちゃってるのもマイナスかなぁ。少し中途半端な感じがして…。
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