クルードス

犬ヶ島のクルードスのレビュー・感想・評価

犬ヶ島(2018年製作の映画)
3.5
昔の日本のようなテイストがありつつ、でも全く見た事がないような独特の世界が構築されていた。
懐かしいような、でも全く新しいものを観ているような、不思議な気分になった。
世界観は違うが「夜は短し歩けよ乙女」を観た時の感覚に近かった。

出てくる人物は現代風だったり、80年代風だったりと入り交じっていたが、日本人としては皆に既視感があって楽しい。

寿司を握ってるところは、ストップモーションなのにあまりに見事な手際で見とれてしまった。

字幕で観賞したが、画面上の情報量がとても多いので、字幕に囚われずに吹替で観た方が楽しいのかなとも感じた。
「夜は短し歩けよ乙女」や「サスペリア」のようにビジュアルが強烈だったり、独自の世界観を構築してる映画って個人的にはまた観たくなる事が多いから、犬ヶ島もそうなるかな?

猫派としては猫ヶ島が観てみたいが、忠誠心も大事な要素になっているから、気ままな猫じゃきっと物語にならない(笑)