もじゃ

ミスエデュケーションのもじゃのレビュー・感想・評価

ミスエデュケーション(2018年製作の映画)
3.0
「汚れのない真実の光が見たい」

93年アメリカ。キャメロンは同性愛を矯正する施設に入れられる。彼女は自分を変えられる?

あなたは今罪の報いを受けてる、という言葉にはゾッとした。バリバリなキリスト教からするとレズは罪なのだそうだ。時代が80年代かと思ったら93年。この頃に「更生」させられた人は40代後半と思うと心配になってくる。
作中の施設の描き方はそれ程えげつないものではなく、ちょっとおかしな空気と、それに戸惑うキャメロンの様子が中心。昔だから極端だけれど、今も無くなってはいないと伝えたい作品なのかもしれない。

クロエ・グレース・モレッツ。アメリカの石原さとみ。キャリア構築を考えればLGBT題材で指示を得ていきたいのかもしれない。この時ちょっとポッチャリ。
クロエ以外にあまり有名な人がいないけど、それがなんだかドキュメンタリーぽい空気を出してるような気もする。

時間は短く90分。ササッとレズ発覚して10分そこそこで施設に場面が変わって中盤スタート。自分を見いだせない主人公の葛藤が表現される。最後の決断もかなり終了直前。全体としては少し淡白に感じた。

こういう所、今もあるのかね?って思った作品。
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