「幕」
水尻自子特集上映にて鑑賞。生々しく艶やかなエロス。和の描写がとても好み

「普通の生活」
ひたすらに音楽が良い。ストーリー性のない記号でしかないアニメーションに、感情などの彩りを与える音楽が加わることで、作品自体にストーリー性を感じる。とても沁みる。展示版も良かった。☆4.0

【膜】

水尻自子作品で、現時点でここに作品ページが有る中で、本作のみ感想アップしていなかった。

“触感に心を癒やされたい”なら、やっぱりこの人のアニメーションが最適だ。

ここでは、確かに幕、らしきものは出てくるが、描いている感覚は幕より、膜でしょう。

2者の間を分かつものだが、たいへん心地よい。相手を膜で感じる、という意味ではセックスのような、カナリ際どい感覚でもあるけれど、常にユーモアとコネクトさせてしまうのが作家性。

イクラらしきものが出てくるが、イクラが口の中で弾けるまでが、いつもの10倍時間がかかってしまう…そのじれったいような、しかしいつまでも続いてほしいような、そんな悦楽例をだせば、本作の一部紹介にはなるだろうか？

生殖器にしか見えないナニかが、やっぱり出てくるけど、やっぱり微笑ましい。

<2024.12.17記>

感触と感触の連鎖

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眼科の診察室
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