『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』
原題 Crimes of the Future
映倫区分 PG12
製作年 2022年上映時間 108分鬼才デビッド・クローネンバーグがビゴ・モーテンセン、レア・セドゥら豪華キャストを迎え、『人類の進化についての黙想』をテーマに描いたカナダ・ギリシャ合作異色ドラマ。
モーテンセンが自身の体内から臓器を生み出すアーティストのソール、セドゥがパートナーのカプリースをそれぞれ演じ、2人を監視する政府機関のティムリン役でクリステン・スチュワートが共演。

そう遠くない未来。
人工的な環境に適応するため進化し続けた人類は、その結果として生物学的構造が変容し、痛みの感覚が消え去った。
体内で新たな臓器が生み出される加速進化症候群という病気を抱えたアーティストのソールは、パートナーのカプリースとともに、臓器にタトゥーを施して摘出するというショーを披露し、大きな注目と人気を集めていた。
しかし、人類の誤った進化と暴走を監視する政府は、臓器登録所を設立し、ソールは政府から強い関心を持たれる存在となっていた。
そんな彼のもとに、生前プラスチックを食べていたという遺体が持ち込まれる。

カナダの偉大な鬼才デヴィッド・クローネンバーグ監督の新作。
同監督のほぼすべての作品と同様、評価は賛否両論生まれてる。
残念ながら"グロテスクな大失敗"と評する人もいれば、この映画監督にとって後期の傑作と評価する人もいる。
映画雑誌には
"テクノロジーにますます汚染された日常生活に対する現代の不安が、これほどシンプルで直感的な正しさで表現されたことはほとんどない"とあった。
ヴィゴ・モーテンセンとレア・セドゥが手術を愛するパフォーマンス・アーティストを演じ、クリステン・スチュワートがポストアポカリプス的なファンガールを演じる今作品は、確かに賛否両論あるんは頷ける。　
筋金入りのクローネンバーガー（スンマセン勝手に付けて🙇）はこの映画を気に入るとは思うし、ほとんどの人はあまりに陰惨で奇妙だと感じるに違いない。
何でもカンヌ国際映画祭での大量の退場者が出たと云う。
今作品は理にかなっているわけではない。
しかし、すべてのクローネンバーグ作品に云えることやけど、今作品には狂気に対する方法がある（少なくとも考える何かがある）。
クローネンバーグの今作品ついての解釈は
"Body is reality,"(身体は現実である)
なんて、時代遅れの民放テレビに皮肉たっぷりに映し出される冷たい文字。
これほど簡潔な映画のテーゼ・ステートメントがあるかなぁ。
一見普通の少年が歯を磨き、ゴミ箱にツバを吐きに行くが、プラスチック製のゴミ箱を食べ始める。
その夜、母親は枕で息子を窒息死させる。
すぐに、今作品の主要なテーマが提示される。
それは、
やってはいけないことをやっている身体
→それをやっている理由
→そしてその結果、他者に呼び起こされる魅力や恐怖。
基本的に、今作品に登場する2人のパフォーマンス・アーティスト、ソール・テンザーとカプリースにとって、これはゲームの名前である。
ダジャレ蘊蓄はさておき、氷のように冷たい恋人たちは、マリーナ・アブラモヴィッチ(ユーゴスラビア出身のパフォーマンスアーティストである。特に、自身の肉体に暴力を加える過激なパフォーマンスで世界的に知られる)も赤面するようなパフォーマンス・アートの中で、テンサーを切り裂き、臓器を摘出するために、解剖機械のような複雑な医療器具を使用する。
多くの『人間』と同じように、テンサーも変化しているから。
痛みの体性感覚や感染に対する脆弱性が激減した人類進化の時期に、彼は指数関数的な速度で奇妙な新しい臓器を増やしている。
人類が侵害受容性を失うと、社会はより奇妙になる。
政府は、灰のような重苦しい社会『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』で起こっている奇妙な進化の変化に脅かされている。
『臓器登録』と呼ばれる機関があり、こうした突然変異の登録を義務づけている。
また、政府の警察は、革命的に進化を入れ、プラスチックの消費を可能にする方法で身体が変化していると信じる過激派のグループを捜査しているよう。
このように、今作品は、生物学的な有機体と、人間として知られる一連の内臓のプロセスに独特のこだわりを持っている。
今作品は、身体が劇的に変化する世界（ここでは『"Accelerated Evolution Syndrome,"加速進化症候群』と呼ばれている）を想定し、進化の流動性の中で人間であることの意味を考えるよう求めている。
今作品やクローネンバーグが提起するように、人間であることの意味は、種のテクノロジーと複雑に結びついている。
失念しましたが、何かのインタビューで、クローネンバーグは今作品と彼の作品全般について魂のこもった独り言を語ってた。
それは、
『私にとって身体とは、人間存在の本質です。
テクノロジーも含めて、すべてがそこから生まれてくる。
年代には、テクノロジーは宇宙からやってきた非人間的なもので、私たちを脅かすものだった。
私にとっては、テクノロジーは常に超人間的であり、私たちという存在の完全な延長線上にある。
私たちの拳はミサイルになる。
あらゆる新しいテクノロジーがそうなっている。
インターネット、ソーシャルメディア。
素晴らしいものでもあり、恐ろしいものでもある。
同時に、私たちの最悪の部分も引き出してくれるし、最高の部分も引き出してくれる。
だから私にとっては、そこに行くのは自然なことなんだ。
私は、私たちが何であるか、そして人間の条件の本質に飛び込んでいる。』
と。
テクノロジーは生物学の延長であり、ピカピカに磨かれた社会の道具の反射の中に、その社会の市民を見ることができる。
今作品の洗練された奇妙な仕掛けは、人々が食事をし、眠り、オーガズムに達し、快楽を体験するのを助ける。
映画では、機械が人体をスライスして快楽を生み出すが、現実では、人々は依存するさまざまな機械を右にスワイプする。
犬のように、テクノロジーは人間という種とともに進化する。
犬と違って（うまくいけば）、テクノロジーは人間の生物学的進化にほとんど共生的な影響を与えるよう。
テクノロジーの利便性がある種の精神的能力の陳腐化につながるように、今作品のテクノロジーはしばしば登場人物自身にできないことをやってのける。
連絡先に保存できるようになった今、数多くの電話番号を覚える必要はない。
グーグルで検索できるようになった今、多くを忘れち舞う。
マルクスやったかな？そのオッサンが
『便利なものを作りすぎると、役立たずが増えすぎる』と云った。
それは重要な意味で、今作品における進化加速症候群は、人類の工業技術の結果と云える。
臓器はテクノロジーのペースや、汚染、毒性、生態系の大災害の影響に追いつこうとしている。
進化とは究極的には生き残ることであり、我々が作り出したテクノロジーを汚染して生き残るために身体は変化するんやから。
今作品の最初のシーンを静脈瘤のように見れば、今作品を流れる静脈について多くのことが説明できる。
冒頭の映像は転覆した船であり、絶え間ない潮流によって錆びつく腐食した船である。
今作品は明らかに黙示録的であり、この船やほとんどすべての建物のような工業製品の腐食は、周囲の環境（あるいは身体以外のもの）に無関心な種という概念を物語っている。
この世界には車もなく、電話もインターネットもなく、動物もいないようだ。
これは崩壊の年代記だが、堕落の後に起こったものであり、新しく進化した人類は自らの破滅よりも長生きすることに成功した。
難破船の映像の後、今作品では、（『整形手術』を象徴する意味合いは別として）今作品のエコホラーのテーマにとって鍵となる、プラスチックをむしゃむしゃ食べる瞬間が初めて登場する。
映画の冒頭で殺された合成樹脂の喉を鳴らす子供は重要で、彼の臓器がプラスチックを食べることを可能にしているように見えるからです。
彼の父親は革命的な進化論者を率いており、彼らは人々が食べるためのプラスチックのキャンディーバー（このニッケル色の世界で唯一の明るい物質のように思えるウィリー・ウォンカの紫色）を作っている。
ティンセルタウンでは（ありがたいことに）めったにない子供の検死例として、父親は人類がプラスチックを食べるように進化し、組織化された方法でこの黙示録を生き残ることができることを世界に示したいと考えている。
今作品では、進化、テクノロジー、生物学は本質的に政治と結びついている（そして政治の関心事でもある）。
おそらく、今作品は、芸術的に病んでいて堕落したやり方で、未来への楽観的なラブレターなんちゃうかな。
結局のところ、人類はさまざまな方法で地球と自分自身を破壊しており、そのひとつがプラスチックである。　
環境省の令和元年版 『環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書』によると、1950年以降に世界で生産されたプラスチックは83億トンを超え、63億トンがごみとして廃棄。
そのうち回収されたプラスチックごみの79パーセントが埋め立て、あるいは海へ投棄されている。
産業変態じゃない生態学者のローランドってオッサンはある記事で、
『今のままでは、私たちは本当にプラスチックの惑星に向かっている。』と述べ、生態学の教授のジジイは、同じ記事の中で、
『ある時点で、私たちはゴミを置く場所を使い果たすだろう』と述べている。
もうすでに、海のあらゆる場所でプラスチックは見つかっている。
いずれ人間の体も今作品のようにそうせざるを得なくなるかもしれない。
マイクロプラスチックは、米から水道水、貝類からイワシまで、あらゆるものから発見されており、2018年には人間の糞便からも初めてかなりの量が検出されたそうな。
子どもたちの血液や胎盤からもプラスチックが検出されている。
おそらく、未来の本当の犯罪は、DJ SODAへのタッチより、我々が地球に対して行っていることであり、実際に法律の専門家によって、人道に対する国際犯罪と見なされるよう推し進められていることなるに違いない。
映画の最後にテンサーがプラスチックを食べたとき、彼は涙を流した。
おそらく彼は、ようやく痛みなく何かを摂取できるようになったこと、そして身体がプラスチックを摂取するように進化したことに大喜びしているのだろう。
あるいは、これが我々が陥っていることなのだという悲しみに打ちひしがれているのかもしれない。
この意味で、クローネンバーグがこの映画を "ボディ・ホラー "ではなく "ボディ・ビューティー "と呼ぶのは正しいのかもしれない。
今作品はしばしば、クローネンバーグがこれらのテーマを解決するための芸術的な方法であるかのように見える。
社会政治的な意味合いよりもはるかに薄い意味で、今作品は芸術そのもの、特にクローネンバーグの芸術そのものについて描いている。
今作品の半世紀以上前に、デヴィッド・クローネンバーグの2作目の映画（実験的短編『ステレオ/均衡の遺失 (1969)』の後）が公開されている。
1970年のこの作品は、ナレーターが云うように『現代の化粧品によって誘発された極めて病的な皮膚症状を治療する裕福な患者のための居住型クリニック』、いわゆる『皮膚の家』に関するものである。
この1970年の作品のタイトルは『クライム・オブ・ザ・フューチャー / 未来犯罪の確立 』やった。
少し還元的な云い方をすれば、クローネンバーグはアーティストとして一巡したと云えるかもしれない。
実験的な始まりから、70年代のシュロック・ホラー、80年代の荒唐無稽なボディ・ホラー、90年代の冷徹な知的実験、そして2000年代のよりドラマチックでグロさを抑えた作品まで、この監督の進化は、『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』ちゅうウロボロスによって、ゆっくりと自らの尻尾を食い始めた。
1999年の傑作『イグジステンズ』以来、基本的に初のボディ・ホラー作品となるこの新作は、クローネンバーグがずっとやってきたこと、つまり自らを開放することをグラフィカルに寓意している。
パフォーマンス・アーティストが、文字通り芸術のために自分を解剖し、挑発的なエンターテインメントとしてグロテスクな内臓を披露するという今作品のメタファーを見誤ることはないだろう。新しい臓器を育てるというアイデアは、新しいプロジェクトを開発することに等しく、彼が一緒に働く人々（臓器登録機関は製作スタジオのようなもの、あるいは彼のパートナーや機械はキャストやクルーのようなもの）は、これらのプロジェクトを実現するための芸術的な献身を持っている。クリステン・スチュワートの信じられないほどぎこちない（そしてなぜかぎこちないほど信じられない）演技でさえ、見物人や崇拝者の群れと並んで、破壊的で破滅的なファン文化を示している。それぞれの臓器、それぞれの映画。
今作品は難解と云う感想が良く目につく。
個人的には1分たりとも理解できなくてもまったく問題ないんちゃうかな。
そのプロットは抽象的で、世界観は漠然としており、テーマは曖昧で、登場人物は不透明やし。
食中毒のように、観る者に直感を与え、逃げるか闘うか、逃げてこのおぞましい臓物を観ないか、名作と向き合って謎と向き合うか人各々。　
ダークで別世界のような雰囲気に吸い込まれるように長く付き合えば、たとえ何一つ理解できなくても、実に貴重な体験となるのは間違いないかな。
今作品はフィーリングであり、不穏なジェスチャーであり、悪夢であり、テクノ予言であり、100％クローネンバーグと云える。

『裸のディナー』😅

または。

『イグジステンズ・レザレクジョンズ』😅😅

または。

『シン・クラッシュ』 😅😅😅

変態監督。完全復活(レザレクション)です！
ようこそ。
デヴィッド・クローネンバーグ ワールドへ。
本作のチラシの裏に『カンヌ映画祭が騒然！』とデカデカと書いてあったが・・・
こんなもん どこの映画館も騒然じゃ！😱
鑑賞後にバーガーキングに行こうかと思っていたのに すっかり食欲が失せてしまった。🍔🥵

クローネンバーグ監督 久々の新作。
8年半ぶり‼️ そんな経ちますか？
「ヒストリー・オブ・バイオレンス」「イースタン・プロミス」「危険なメゾット」とやっとマトモな作品を撮り続けてくれてた監督だったのに またここで原点の『グロ』に戻ってきてしまった。😅😰
その原点に上記の3作でタッグを組んだヴィゴ・モーテンセンと4度目のコンビ作。
ふたりの信頼関係も相当 深くなったのだと実感させられてしまった。


近未来。 『痛み』が消えた世界。
『加速進化症候群』の男が体内に生み出す新たな臓器にパートナーがタトゥーを施し摘出するというショーは開催する度に完売するほどの大盛況なショー。
一方政府は誤った進化と暴走を監視する為『臓器登録所』を設立。
常にこの男に関心を持って行動している。
そんな折、男の元に『少年の遺体を解体するショー』の依頼がくる。
その少年は・・・・😵😱

オープニングの数分間は素晴らしい。
これから起こる おぞましいことを見事に予兆させる ある意味美しい映像に逆に鳥肌が立つ。

そして本編。
監督の過去の作品群に免疫力が無い方々にはかなりショッキングなシーンの連続。
寝不足や体調不良の方はホントに気をつけて！
気を失う人もいるんじゃないかと。

奇妙なストーリー展開、奇妙なシーンの連続。
『進化』なのか？ 『アート』なのか？
もし現実に こんな世界 になったら一体何を信じて生きていけばいいのだろう。
とにかく終始 しんどい。😰
再鑑賞は二度としないたろうな。

主役を演じたヴィゴはなかなかの存在感。
『痛い』のか？ それとも『快感』なのか？
なぜ『こんなこと』をしているのか？
全く共感できないのにその壮絶な演技力から最後まで目が離せない。
今後も『クローネンバーグ ｘヴィゴ』のコンビはテッパンになりそうだ！

女優陣は正直イマイチ。
あの役レア・セドゥ？
あの役クリステン・スチュワート？
う〜ん。なんか違うな。ハマらない。

っていうか。
ジャケにもあるけど食事の時に座っているあの気持ち悪い椅子はなんなん？
『その臓器』を結局 どーすんの？
で。
あの子はなんでプラッチック食べてんの？

あゝクローネンバーグ監督。
「ザ・フライ」でもセルフリメイクしてみたらどうでしょうか。😰😅



2023年 8月24日 9:40〜
グランドシネマサンシャイン池袋screen 6 BESTIA
💺235席
客入り　50人弱。

アプリ会員デー(1200円圴一)のせいか意外とお客さん入っていてビックリ。😵

クローネンバーグ監督作を初めて劇場で鑑賞したのは1992年の「裸のランチ」。
この作品もサッパリ意味不明でした。
あれから31年。
何も　変わって　いない。　

"手術は新たなセックスよ…"

そう遠くない未来…人類は環境に適応し、免疫を獲得して感染のリスクもなく、"痛み"も感じない身体に…更にはプラスチックをも食べる"新種"が現れる事に…それはもはや人類と言えるのか…

"加速進化症候群"であるソールは、体内で新たなる臓器を作り出し、それを摘出するというパフォーマンスをパートナーであるカプリースと共に行い人気を博していた…

政府はもはや人間とは呼べない進化を遂げようとする人類を危惧し、"臓器登録所"を設立し、特にソールの存在に注目していた…

新たなパフォーマンスが乱立する中、ショーを模索するソールとカプリースの前に一人の男が現れる…その男ラングはある遺体をショーで解剖するよう提案する…その遺体は生前プラスチックを食べていたと言うのだ…

クローネンバーグ監督は、その最新作で"ボディホラー"の世界に帰ってきた…否、新たなる進化をその最新作で魅せたと言っても良いのでは？

テクノロジーが織りなす人体の進化が生み出すその世界はまさにディストピア…

ヴィゴ・モーテンセンの終始"オエオエ"嘔吐くようなセリフ回しに息苦しさを感じ、暗い未来の行き先にゲンナリする始末。

本作の題名を初めて聞いた際、既視感を感じたのですが…そうクローネンバーグ監督がプロとして商業デビューする直前に作製した実験的中編"クライム・オブ・ザ・フューチャー／未来犯罪の確立"と同じ題名なのだ…一度鑑賞していますが、これが実験映画だけに、難解難解…内容も本作と似ているようで似ていないようで…本作との関連性はないみたいですが、クローネンバーグ監督ももうなんだかんだで80歳です…何だか監督の集大成に向けた新作なのでは？と一抹の不安を感じたのです…

そう思うと、ボディホラーへの回帰や解剖マシーンのデザインが"裸のランチ"のバグライターの触手のようであったり、"戦慄の絆"での手術道具のようであったり、“イグジステンス"でのボーンガンのようなヘンテコデザインの椅子だったり…人類の進化は、"スキャナーズ"や"ビデオドローム"と少しずつ過去作とリンクするテーマが見え隠れしているようで…

そこに監督の原点の一つである最初期の中編と同じ題名なので…大丈夫か？と不安になったのです…

とは言え、監督の80をとなっても衰えるどころか研ぎ澄まされたセンスには流石としか言えません。

ラストのヴィゴの表情を未来への絶望と捉えるか新たなる進化への希望と捉えるかで、作品全体のイメージは変わってくるとは思いますが、このセンスが好きでたまりません…息子であるブランドンはまだこの域には達していないのかなぁ…