[永遠の2秒]
フランスの発明家ルイ・ル・プランス監督による1888年の短編無声映画。
この作品は、ギネス世界記録で認定された現存する「最も古い映画フィルム」と記載されている。
Filmarksの検索には、ありがたい事に「制作年」があり、そこでふと「世界最古の映画として何が登録してあるのだろう?」と思い立った。
それがこの2.11秒の『ラウンドヘイの庭の場面』だ。
この2秒には、
監督の息子アドルフ・ル・プランス
サラ・ウィットレイ、
ジョセフ・ウィットレイ、
ハリエット・ハートレイ
の4人が庭で歩き回っている様子が映っている。
ここで覚えておきたいのは、
サラ・ウィットレイ。
ル・プランスの妻であるエリザベスの母で、ル・プランスの義母にあたるとのこと。
その、サラ・ウィットレイは
この映画の撮影の10日後に死去したという。
勝手な想像だけれど、
エリザベスや、ル・プランス家族はサラが亡くなった後、この映像を何度も見たのではないだろうか。
その2秒。
永遠の2秒を。