tajima

ハウス・ジャック・ビルトのtajimaのレビュー・感想・評価

ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)
3.5
途中退席者続出したということでずっと気になっていた作品でした。
確かにショッキングなシーンの連続でしたが個人的には大丈夫でした。

建築家を目指す技師ジャックがシリアルキラーになる過程が描かれていました。
グロいを通り過ぎて、強迫性障害と潔癖症の症状が出るシーンや◯◯製の財布など少し笑ってしまいました。

材料にこだわるジャックは完璧な家を作ろうとしますが上手くいかず最後にアレで理想の家を作り上げます。しかし、それは地獄の入り口だったというわけです、、

HIT THE ROAD JACK やFameなどジャックのこと意味する選曲はさすがでした。

赤色の帽子や無意識的女性軽視、誇大な発言からトランプ大統領批判、「倫理が芸術を殺す」という言葉のようにポリコレのもと有益な作品だけが評価される風潮批判と監督のメッセージが垣間見えました。

途中何を見せられているのか分からなくなりますが、芸術の奥深さ、誰もがシリアルキラーに成り得ること伝えようとしているのではないかと思います。

賛否両論になるだろう作品でした。まったくオススメはできません。(誉め言葉です。)
tajima

tajima