ティーナは税関職員で羞恥や罪悪感や怒りを嗅ぎ分ける能力を持っていた。
彼女は見た目にコンプレックスを抱きながら生活しており、ある日渡航者のヴォーレという男性と出会う。容姿が似ている彼に惹かれていくうちに共通点が幾つかあることに気付く、、
途中そっちに行くのかと思いましたが、北欧だからこその作品に仕上がっていました。
野生的なあるシーンは衝撃がありました。引いてしまうようで美しくも見えます。
また、特殊メイクが素晴らしく、本作品にリアリティが帯びます。存在し得る世界に思えます。
善悪、性別、美醜、人種さまざまなボーダーについて考えさせられます。人間は潜在的に無意識的に境界を引いていることがわかります。
ラストシーンはティーナが今までのボーダーを書き換えて若しくは取っ払って生きていく決意が感じられます。