このレビューはネタバレを含みます
なんとも言えないダサいようなカッコいいような80'sっぽさを狙って引き出している感じ。
話としてはアンデルセンの人魚姫の新解釈版のような感じで、ディズニー版の無理矢理ハッピーエンドが逆にモヤモヤしちゃう俺としてはむしろスッキリ納得のいくもの。
人魚形態ひとつとっても優雅で可愛らしいものではなく、生々しくヌメヌメした魚類感...そして、長くてデカい!
確かに、実際に人間サイズの魚がグイグイ泳ぐにはこれぐらいの体躯が必要なのかも知れないな。。笑
姉妹それぞれ違ったタイプの美人で、惜しげもない脱ぎっぷりなのに、なんだか全然エロくなくて、愛しのイケメンに「僕にとって君は魚なんだ」と見も蓋も無くフラレる。妙に納得。
人間への転身が魔法とかじゃなく移植手術なところはリアルなのに、その手術自体はすごいテキトーで笑った。
そもそも人魚が存在しても世紀の発見とまではならない世界観であったり、リアルな感覚とファンタジーのバランスを崩してギクシャクさせてるのが面白い。