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アトミック・ブロンドのdenizのレビュー・感想・評価

アトミック・ブロンド(2017年製作の映画)
3.8
「騙す者を騙すのは愉快だ。」
いやもう、大好き。
初見、全然理解出来なくて、立て続けにもう2回鑑賞。
でもこの入り組んだ設定がスパイ映画(とりわけ冷戦下)の醍醐味だなぁ✨
ブルーベースの映像メインで、アクセントに入るビビットなネオン系カラーが綺麗。
随所に散りばめられた80年代の楽曲が容赦なく興奮を煽る。
シャーリーズ・セロンの渾身のアクションが堪らない…!ヒーロー物とは違う、死と隣り合わせな生々しい闘い方。顔面に青痣があっても身体中傷だらけでも、それでも美しい。
危険臭しかしないマカヴォイくんは存在がエロいし、困った時に謎に出現するスカルスガルド君は妖しい清涼感たっぷり。
二転三転する展開の中で、ラストシーンに至っても、結局騙されているのは誰なのか、ひたすら考察を重ねたくなる。
余韻が大きく残る映画って素晴らしい。
また日を置いて見返したい。
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