エジソンズゲームという邦題について既に触れている方もいるが、やはりダサい。
映画序盤でエジソンの妻の死により病む姿から復興するまでをあまりに淡々と展開しているため、登場人物の誰にも感情移入が出来なく、ただただ起こったことを知る程度でしかなかった。
カメラワークが特徴的で、3D的にカメラをパンするショットが何度も出てくるがあまり効果的だとも思えないし、それによって何を意味したいのかも分からなかった。
ただ一番最初のエジソンを中心に電球を円状に並べ、ライトアップするシーンは印象的で美しかった。逆にあのシーンのみに電気の美しさを感じた。エジソンの人間を美化するのではなく、ちゃんと他の人間からアイデアをパクッたりしてるところを述べているところがあって安心した。それでも美化しすぎな部分はあると思うが。ニコラ・テスラは後にテスラコイルを発明する偉大な人物であるがこの映画の中では小物感があって残念だった。全体的にキャラクターに感情移入が出来なかったので、エジソンのみの視点で描いた方がより観る方も感情的になれたのになと感じた。
