ミッキン

ワイルド・スピード/ジェットブレイクのミッキンのレビュー・感想・評価

3.5
公開延期で待ちに待った1年半。
1番面白かった頃のワイスピ監督、ジャスティン・リンが復帰。さらにはハンも戻ってくるとの情報で期待値ハードル上げすぎただけにガッカリ感は半端ない。

有って無いようなストーリー。何の伏線もなく突如現れる『弟』設定。
何とも言い訳がましいハンの生存理由。
ローマンとテズが語る傷一つ追わない『無敵』論理。
まるでキン肉マンの世界である。

これまでの作品は極力CGを使わないのが良かった。しかし空だ、宇宙だ、となってくるともう興醒め。肝心のカーアクションも磁力の演出がぶち壊しだった。
華麗なドライビングを堪能する、というより派手に車をぶっ壊しまくる大味なヤツ。
東京のシーンも明らかに違和感。ロケ地がタイだから仕方ないけどね。

と、ここまで酷評しかしてないが、ハンやショーンボズウェルの登場シーンはグッとくるし、ラストの青いGT-Rは分かっていても泣いてしまう。
エンドロール中にデッカードが出てきた時もテンション上がった。
次回作はホブスも出て欲しいけど、不仲説が本当なら無理かな。

駄作とは呼びたくないけど、途中めっちゃ眠かったのは事実。