良かったとこ1 悪役に魅力が戻ってきた
ジェイソン・モモアが、ジャック・スパロウと「ダークナイト」のジョーカーを混ぜて濃い味に仕上げたみたいなやりすぎ演技をしたおかげで、久しぶりに悪役の魅力が戻ってきたのが良かった。表情のバリエーションが乏しいヴィン・ディーゼルと対極にいるようなキャラクターを作れたのは、残り2作に期待が持てそう。
良かったとこ2 強引なまでの全員集合
本作はMCUでいう「インフィニティ・ウォー」にあたるので、幕引きを図るためにとにかく過去の登場人物を全員出そうという意図が前面に出ていた。ヘレン・ミレンのようにぞんざいな扱いになった人もいるけど、シリーズを終えるために必要な手順をちゃんと踏んでいる感じは好感が持てた。
ダメだったとこ1 マンネリ化するカーアクション
出てくるカースタントがどれも過去に見たようなシーンの焼き直しで、しかもCGIも多いので、アクションの盛り上がりに反して作り物感が増してしまった。ストリートレースのような原点回帰なシーンも、カメラをグルグル動かすせいで嘘っぽさが増していた。
ダメだったとこ2 会話シーンがかったるい
こんな一見さんお断りのようなストーリーなのに、ファミリーが大事というためだけの小芝居を延々とやっていて、セルフパロディ感すらあった。
