でしょうかな

死霊院 世界で最も呪われた事件のでしょうかなのレビュー・感想・評価

3.0
2004年、ルーマニアの教会にて、悪魔祓いを行われた修道女が命を落とす事件が発生。ニューヨークの新聞社で働くニコールは、信仰が人を殺した事件と批判、現地で取材を始める。母の死によって信仰を失った彼女だが、事件を調べるうちに悪魔の存在を実感し始める。

2005年にルーマニアで実際に起きた悪魔祓い事件がモデル。同じ事件がモチーフの『汚れなき祈り』とは異なり、外国人の視点から事件及びルーマニアという国を見ることになる。
信仰を無くしたアメリカ人ジャーナリストが、ルーマニアにて悪魔祓いによって引き起こされた事件を取材する中で信仰を見つめ直すという大まかなプロット自体は、あまり新鮮味は無いものの悪くない。ただ、それ以外の要素が空回りしている。特に、ジャンルをオカルトホラーにしたのは失敗だったのではないか。ホラー要素も目新しくなく大して面白くないし、脅し方がジャンプスケア一辺倒だと、ただでさえ苦痛なのに飽きまで来る最悪っぷり。クライマックスもなんか地味だし。素材は良いのに調理が駄目。
でしょうかな

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