ハートブレイカー

移動都市/モータル・エンジンのハートブレイカーのネタバレレビュー・内容・結末

1.2

このレビューはネタバレを含みます

邦題:移動都市/モータル・エンジン
原題:Mortal Engines

うぅ~~~ん・・・
なんか超やべぇ兵器でたった60分で世界が崩壊した大戦から1000年以上たった未来で、今我々が暮らしている現代を『古代文明』として扱い、掘り起こした過去の映像として現代を見るというところ“だけ”は少しワクワクして面白かった。
しかし、全体的に物凄くつまらなかった。
どう見ても悪役にしか見えないような風体でヒューゴ・ウィーヴィングが登場し、さも善人かのように振る舞っていたが、「いやお前ラスボスだろ!」と思っていたら、割と序盤でアッサリと悪役だと判明して萎えた。

また、ちょっとパーツが外れただけの家電やビニール袋にしっかり賞味期限の印字が残っている食品などなど、1000年以上経っているとは到底思えないような現代の道具が発掘されまくってる点で激しく萎えた。

それと、アジア人の女テロリストのキャラクターがスーパーカッコ悪いの。
服装・髪型・サングラスとか全部カッコ悪いし、よく知らない女優だけどモデル出身のようで、スラッとして細めなのに無理矢理ゴツいショットガンを片手で使うキャラにされているから、銃を構える手が重さに耐えられずブレッブレなのがなんだかなぁ。
軽くてもオモチャ感が出てしまうからある程度の重量は必要だけど、だったらもっと鍛えて筋肉付けてほしかった。

過去の大戦時のロボットであるシュライクも、本当に何のためにこの物語に出てくるのか全くわからない。
コイツ周りの話は丸々カットしても話が繋がるんだよなぁ。
出てくる度に毎回毎回「あ゙あ゙あ゙ァァー―――――!ヘェェェェスタァァァァー―――ショオォォオオオオオー―――――!!!あ゙あ゙ァー―――――!」ってうるさい。


疑問なのだが、一体何のためにあんな巨大な移動都市を作ってるの?
「放射能汚染で地上では生活できない!」みたいな設定は全く無くて、普通に生身で地面歩いて旅したりするし。

見終わった感想は「マジかピージャク」だった。