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X-DAY 黙示録のドントのレビュー・感想・評価

X-DAY 黙示録(2016年製作の映画)
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2016年。はい。ある日突然、地の底から怪物の軍勢が現れ地上を蹂躙し去っていったその15年後。不安な平和の中にいた人類を再び魔軍が襲う! 激動の襲撃を逃げ惑うイチ家族の運命は!?
かすかな予兆から始まり、魔軍により世界中が覆われる最初の襲撃(開始5分)が面白さとテンションのピーク。フヒョーすげぇやぁ世界の終わりだァ!と思っているともう15年後。監視・封印していた施設の仕事がザルすぎて魔軍、再び降臨。一般人の避難や危機対策がダルダルすぎて、逆にリアルとすら感じる。
ただ「ダメな映画が観たいな!」と思って借りたのだが期待ほどにはダメではなく、むしろよい部分も散見されて得をした気持ちが残った。こういう映画は親子、夫婦、カップルなどの感傷的な会話で時間を水増ししがちなのだが、そういうのが一切ない。本当に絶えず動き続けるので、不満はあれど退屈はしないのだ。
CGの出来はお安いが、赤くヌルヌルしているとおぼしきヒト型、鳥型、ウシ型、虫型などの軍勢もオッと思わせる。意図的に奥行きを削って、なぜあいつらがやって来たのかとかそういう話も省いていてただスリルだけに特化している。とてもえらいと思う。まあ……別にオススメはしない、かな…………
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