KUJIRA

ブライトのKUJIRAのネタバレレビュー・内容・結末

ブライト(2017年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

当時、CMを見たイメージとは違う作品だった。

様々な種族が暮らす世界。その外観が現在のリアル都市と全く変わらない。独特の文化やアイテムも基本的に登場しない。

9つの種族が昔どうしたとか言っていたが、人間とエルフとオークとフェアリーしか出て来ない。フェアリーは害虫扱いだったから9つには含まれないかも。
セリフでドワーフは出て来る。
残り半分は何処に。

アイテムはワンドだけ。
何でも出来る魔法のスティック。それを全然使わない。出し惜しみをした結果、平凡な逃走劇になってしまった。

警察とギャングとオークと魔法省のエルフと魔法使いのエルフが追い掛けて来る。
逃げる逃げる逃げる。
追い掛けて来る勢力が多過ぎて、逃げるばっかりの単調な展開に。
人間ダリルとオークのニック、エルフのティッカの面子で逃げる。特に、特性を活かす訳でも無い。
追い掛けて来る連中も、基本銃撃。
種族を別けた旨味が無い。

皆が狂った様に、ワンドを奪いに来る。
扱えるのは、触っても平気なブライトだけ。
人間には100万に1人しかいない。いや、案外多いぞ。
エルフには、ブライトが多いとか。ワンドの持ち主レイラ、魔法省のエルフはワンドを欲しがるのは分かる。
警察やギャング、オークの連中はワンドを奪った所で使える人がいないのでは。
持ってるだけで狙われる危険な物を抱え込むリスクは、誰も考えていない。

後半で、ニックを生き返らせる為に魔法を使うティッカ。黒い模様が浮き出て苦しむ。魔法を使うと体が蝕まれると言う事なのか。
泉に浸かると治るらしいが、よく分からない。
最後、ティッカが姿を消したのも謎。

白い盾とは何だったのか。
ダークロードも名前ばかり出て来るが、復活させる流れでも無い。
残り2本のワンドは誰が持っているのか。
幾らでも続編を作れそう。

美しくも危険なキャラ、レイラがノオミ ラパスだったとは。アクション頑張っていた。

ティッカは常に落ち着きが無く、あまり良いキャラでは無い。演者のビジュアルは好き。

レイラの部下のコスプレ女子っぽいエルフも良い。全く設定が描かれて無いが。


ワンドを核兵器に置き換えたら、ファンタジー設定無しで成立する。
折角の設定を活かせていないのが残念。
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