前のレビューで今年の邦画ベストは『ビジランテ』だと先走って言ってしまったが、すまない訂正させてくれ！今年の個人的邦画ベストは『勝手に震えてろ』だ。
こういうこじらせてる系女子の映画は何故か自分のツボに入ってしまうんですよね～腹立つ時にfuck!!って言ってしまったり、脳内会話始めちゃったり、過去の記憶にすがっていたりと、なにかと自分にも心当たりのある行動が目につき性別は違えど共感率ＭＡＸです。
『スウィート17モンスター』や『ゴーストワールド』とかと同じ匂いのする映画ですね、この系統の映画大好きです。
とはいうものの、初盤は日本ドラマのコント的なノリが気になり、なかなか入り込めなかったのですが、中盤のある展開から一気に物語が悲壮感を帯び初め、気づけばもう目が離せなくなっていました。
あぁ…なんて悲しいミュージカルシーンなんだ、まさかとは思っていたが本当にそうだったとは…やっぱり話してなかったんだぁ…もうねこの辺りからこの映画…いやヨシカ（松岡茉優）のことが愛おしすぎてたまらなかったです。
それにしても松岡茉優さんは本当に最高でした！！魅力の塊です！！好きです！！『桐島、部活辞めるってよ』ではスクールカースト上位の嫌な女子を好演していましたが、今作では真逆、むしろスクールカースト最下位の痛いこじらせ系女子、180度違う役柄でもしっかり演じきれるのは凄いですね。またハロオタとしても松岡さんは推さざるを得ない！！これからも押していきます！！
結局、自分のことをちゃんと見てくれる人が一番なんですよね、それが好きじゃない人だとしても。ヨシカには二がいたからいいけど、自分には見てくれる人もいないなぁ…
