《2018#81》
実話に基づく物語。
この事件の事を知らなかったので事前に少しだけ検索して観ました。
政府がひた隠しにしていた事実を報道するかワシントン・ポスト紙を守るために報道しないか。
真実を伝えたい、だがニクソン政権によって記事を止められようとする。
ベトナム戦争に勝利する見込みがないのに、それを国民に隠しながら戦争に介入し泥沼化していた。
この戦争の為に多くの若者が徴兵され戦地に赴いていた。
多くの政治家がやりがちな思惑が働いていた事に驚いた。もっと早くアメリカ軍が撤退していたら多くの人命が救われたのに。プライドの為に多くの命が散った事に憤りを感じた。
ワシントン・ポスト紙トップのキャサリン•グラハム(メリル・ストリープ)の英断により報道され、ベトナム戦争の終結に影響を与えたなんて凄い。
報道することにより自ら処罰されるかもしれず、ワシントン・ポストもどうなるか解らないのにこの決断をしたキャサリン•グラハムの勇気を讃えたい。
編集主幹のベン•ブラッドリー(トム・ハンクス)も報道すべきだと譲らない姿勢が良かった。
そして、この文書を密かに持ち出しニューヨーク・タイムズに渡したダニエル•エルズバーグ(マシュー•リース)の勇気も讃えたいです。この人がリークしなければまだまだ戦争は続いていたと思う。
【報道の自由】って、こういうことなんだよね。
政府に屈しなかったすべての人々の勇気が素晴らしかった。
そして、ラストシーンは秀逸。
なるほど、こう繋がっていくんだなとニヤリとなった。
見応えある映画でした。
ただ知識が浅いのが悔やまれた(¯―¯٥)
ちょっとネタバレ
劇中、ワシントン・ポストは女性に読まれていないから女性向けをもっと増やした方がいいと言っていたキャサリンだがこれを報道したことにより女性から支持されたシーンがあり、なんだか面白いと思った。
息子を戦地に取られた母親達の心境を描いているように感じた。