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死んだってへっちゃらさのmingoのレビュー・感想・評価

死んだってへっちゃらさ(1990年製作の映画)
4.0
ドニディスクないのなんでなんですか、ジャームッシュしかりヴェンダース、リヴェットそれぞれの作家の意図や構想をオリジナルに昇華してる稀有な作家だと思うんだけど。。。
「コックファイター」「チャイニーズブッキー〜」の暴力が描く世界観をもとに、能動性のない去勢された世界が見える映画。「死んだってへっちゃらさ」という鶏はジョスランの分身であり、呆気なさ、映画全体の悲劇性を運命のように抱えている。レイシズムが精神的に蝕むのを人種間で描くドニのパワーは観てるこちらもエネルギーが必要だ。黒人社会で自由に生きるメッセージ性の強いボブマリーのバッファローソルジャーがたまんなく哀しい。
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