
舞台は下北沢から始まる。ミニシアター「トリウッド」で映画を観ていた北沢白は、あたかもEDOの世界にいる夢を見た。魔物に追われ、フリ松という男にも会った。そのことを館主の松原正親に告げるも話を聞いてくれない。白の親友・猛は、居酒屋「都夏」の次男坊。兄の龍は店を継ぐことになっているが、隣に開業したボーイズバーの騒音問題を巡り、オーナーの六条と対峙することに。龍は六条の後ろにいた桔梗に心を奪われ、桔梗も龍に運命めいたものを強く感じた。年に一度の祭りの日、白は白鳥太夫の幽霊に誘われるように姿を消し、白を探していた猛、桔梗を追いかける龍、そして六条も姿を消した…
三代将軍・家光の時代。江戸に、“死神遣い”の探偵・久坂幻士郎という男がいた。幻士郎は、十蘭という“死神”と契約しており、自分の寿命の一部と引き換えに、不思議な能力を使うことができるのだ。そ…
>>続きを読む(C)「お江戸のキャンディー2」製作委員会