舞台は下北沢から始まる。ミニシアター「トリウッド」で映画を観ていた北沢白は、あたかもEDOの世界にいる夢を見た。魔物に追われ、フリ松という男にも会った。そのことを館主の松原正親に告げるも話を聞いてくれない。白の親友・猛は、居酒屋「都夏」の次男坊。兄の龍は店を継ぐことになっているが、隣に開業したボーイズバーの騒音問題を巡り、オーナーの六条と対峙することに。龍は六条の後ろにいた桔梗に心を奪われ、桔梗も龍に運命めいたものを強く感じた。年に一度の祭りの日、白は白鳥太夫の幽霊に誘われるように姿を消し、白を探していた猛、桔梗を追いかける龍、そして六条も姿を消した…
EDOのスーパースター白鳥太夫の花魁道中が始まった。だが、彼の心の中は悲しみで一杯だった。可愛がっていた禿(かむろ)の朱里が足抜けに失敗して恋人と心中したばかりだったのだ。 同じくEDO…
>>続きを読む祖父の死をきっかけに山を下りた、猟銃使いの少女・浜路。 観るもの聞くもの初めてづくしのその町で、彼女は奇妙な噂を耳にする。 人と犬の血を引き、人に化けて暮らし、人の生珠(いきだま)を喰らう…
>>続きを読む静かな田舎の一本道を走るバス。乗り込んできたシャベルを抱えた不気味な女装男は殺人鬼だった。さっそく乗客の一人の頭を叩き潰した女装男は運転手に言い放った −−–「とめたらアカン。赤信号でもレ…
>>続きを読む第一次世界大戦に出征した婚約者マネクの帰りを待つマチルドのもとに、彼が戦死したとの報せが届く。どうしても彼が生きているとしか思えないマチルドは、探偵に調査を依頼すると共に自分でも捜索を始め…
>>続きを読む(C)「お江戸のキャンディー2」製作委員会