落語だと実は自分が見たいところだけを想像して見ていた、ということに気付かされた。
演劇になると全部そのまま見せられるから、みっともないとか腹立たしいとか情けないとか呆れるとか、現代社会ではなかなかお…
シネマ歌舞伎を鑑賞するのは2作目。山田洋次監督であることはあんまり関係ない気がする。
やっぱり勘三郎はいいなあ。初めて見た歌舞伎も勘三郎の牡丹灯籠だった。華がある。粋がある。そこへきて、ベタな人情…
落語原作の歌舞伎化。
特に「文七元結」のようなそれぞれの想いが交差するような人情モノは、単独で講演する落語よりも一人一役の歌舞伎の方が見やすいと感じた。山田洋次監督は義理や人情のドラマであることを強…
人情噺落語の古典、古今亭志ん朝の「文七元結」大好きで繰り返し繰り返し聴いていた。歌舞伎仕立てで舞台化した山田洋次監督の意気とそれに応えた中村勘三郎の左官屋長衛兵熱演は評価するが映像化で逆に落語の語り…
>>続きを読む2018-03-04記。
〈にんじょうばなしぶんしちもっとい〉という古典落語+山田洋次+中村勘三郎という鉄壁の組合せ。
面白くないはずがない。
でも俺はオカマ嫌いなのでスコア0.5マイナス。
だった…
このレビューはネタバレを含みます
もうすぐ、没後10年を迎える、不世出の役者、十八代目中村勘三郎。もちろん、勘九郎時代から知ってはいたが、松竹が《シネマ歌舞伎》を始めてくれたおかげで、歌舞伎役者としての彼の凄さを知ることができた。
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