志麻凛

ノーゲーム・ノーライフ ゼロの志麻凛のレビュー・感想・評価

3.7
テレビシリーズで放送された内容の遥か昔の語られなかったストーリー。リクの声優は空と同じ松岡禎丞さん、シュヴィの声優は白と同じ茅野愛衣さん、監督脚本はアニメとは変わらない、いしづかあつこさんと花田十輝さんが担当している

ストーリー展開がとても好きです。アニメ版の方に“10の盟約”というものがあって、それの起源が分かったり、テトという世界の神の存在定義を提示したり、アニメで知りたかった部分が見れたので良かったです。そしてイマニティの価値観やジブリールのイマニティを見る目が知れたので、アニメを省みると、「だから、あ〜なのね」という感想が生まれました。あとはテトが“勝ち逃げはさせない。次は僕が勝つ”と一言をアニメで述べるけど、それも映画内にも繋がっていました

完璧な存在のシュヴィが「沢山のエラーを教えてくれた」と中盤あたりにリクへ言うのですが、それほどシュヴィにとってリクとの出会いが大きかったことを表現されていました。いくつかの場面の台詞で自然と涙が出ましたね。様々な台詞が繋がっていき、最終的なまとめとなる。箇条書したものを文章としてまとめるような感じ。この簡潔な文章によって率直に2人の関係性が伝わりました。Fateじゃないけど、ノーゲーム・ノーライフ ゼロは文学だなぁと思いました。言葉の一言一言

いづなの声が沢山聞けたのも良かった
「〜、です。」という言い方がとても好きです

劇場版だけでも楽しめますが、アニメを見るとより分かると思います
志麻凛

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