さとし

大脱出2のさとしのレビュー・感想・評価

大脱出2(2018年製作の映画)
1.1
特集現実からの「大脱出」・後編

いや〜近年稀に見ない駄作です。スタローンもここまで落ちたかという感じです。それにしてもツッコミどころが多くて途中から数えるのをやめました。本当にガッカリです。

今回のスタローンは物語が行き場を失ったら最終的に自分が・・・みたいな感じでまあ、アクションには自信があって物語を描くのは苦手という印象です。昔シュワちゃんが出ていた作品で「バトルランナー」というのがあったんですが、世界観だけはあんな感じです。あと、脱獄系で言えば印象的なのは「フェイス/オフ」にもありました。中盤でニコラス ケイジが脱獄に成功していますね。あれを思い浮かべました。

では、どれくらいこの作品の脚本が適当かというとスタローンの名前がブレスリンで彼の秘書らしき女性の名前がアビゲイルです。普通人からのツッコミを恐れて直すはずなんですが、直さなかったのでこの監督がアビゲイル ブレスリンのファンなのかなと勝手に推測してしまいます。あと、システムの名前がハデスなのかガリレオなのかよくわからなかったです。意味が通じていないので普通は却下されそうなアイデアです。そして、誰かわからないキャラが多すぎます。レオンとかあの中国人といきなり戦う黒人とか、とにかく誰という感じで混乱しました。あと、最初に出てきた髪の長い女性は誰、レギオンて何者、なんで恋人同士なのにオドコをくっつけ合っただけでキスしないの、あの髪の長い女男は何者、どうして黒幕の出しかたがこんなに下手なのそして、何でキンブルと普通に字幕で訳せばいいのにキンブラルって・・・という感じです。
なので評価は非常に低いです。まあ、「スカイライン」の続編といい勝負ですね。去年見た「スマート・チェイス」の方がオーランド ブルームも出ていたこともあり若干見やすかったです。はっきり言ってスタローンが居なかったらどうなっていたんだろうと思うと怖いです。

今日私自身の一日が「大脱出」ならぬ「大噴出」という感じだったので、こういう形で家で悪い映画と出逢えて不本意でした。残念!
さとし

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