ちょっと内気な部分もありますが、誰にでも優しく人懐っこい笑顔を向けるモード･ルイスのように、彼女の絵画は全ての人を受け入れ、眺めていると自然と笑顔になり、なんだか温かい気持ちにさせてくれる不思議な力がありますね。
旅行をしたことがなく、生まれ育った場所と叔母と暮らした地域周辺だけが、彼女の知る世界の全て。
優しく可愛らしいタッチで描かれる作品を見るだけで人柄が伝わってきますが、あの独特の世界観はそのような状況で完成させていたことを知って驚きました。
モード･ルイス役のサリー･ホーキンス
その夫 エベレット役のイーサン･ホーク
言うまでもありませんが、二人が本当に素晴らしい!!
粗野で不器用でぶっきらぼう
言葉も足りなく たまに暴力的な言動も出てしまいますが、少しずつモードへの接し方に変化が表れ、優しさや愛情が見えてきます。
荷台にちょこんと座ったモード
そして、エベレットがその台車を引いているシーンを観ているだけで、とてもしあわせな気持ちになれました。
こじんまりとした家も可愛らしいですね
外観も内装もとても素敵でした
贅沢なんて必要ない
自分達のペースで、自分達に合った生き方をすればいい。慎ましさの中に灯る 真のしあわせを教えてもらいました。
二人の深い愛に、涙が止まらなかったです。
