さとし

アメリカン・アサシンのさとしのレビュー・感想・評価

アメリカン・アサシン(2017年製作の映画)
3.3
これは突っ込みどころ満載です。
決していい映画とは言えません。
てか何人殺しちゃったのと言った感じです。

スペインで婚約者のカトリーナをテロリストによって殺害されたCIAのミッチ(デイラン オブライエン)は上司のアイリーン(サナ レイサン)と協力しロシアから盗まれたプルトニュウムを探します。そして、その過程でコマンドーのような生活をしているスタン(マイケル キートン)が訓練し次期にミッチの現場での上司となります。

主演のデイラン オブライアンと言えば、「メイズランナー」3部作ですね。決して演技が上手いわけではないのですが、一生懸命頑張ってるなと言った感じです。それにしてもマイケル キートンがこういう映画に出演するとは思いませんでしたね。古くは「ビートルジュース」「バットマン」最近では「バードマン」と「スポットライト」とどちらかというとドラマよりだったんでしょうけど「スパイダーマン ホームカミング」の役で新しい魅力を発見したのでしょうか?何だか今回はジェイソン ステイサムっぽい演技です。ステイサムが教育係してるところを見てみたいです。

監督は海外ドラマ「ホームランド」のプロデユーサーマイケル クエスタ。脚本も彼が手掛けていて、テロについての知識を生かしてるのではないでしょうか?

この作品にはツッコミどころ多すぎます。まずがスペインでプールの中で銃弾はあんな風に貫通しません。「プライベート ライアン」から何を学んだのでしょうか?あとストーリーがあっちこっちへ飛びすぎです。スペイン、ポーランド、イタリア、ロードアイランド、リビア、イランそして、イスラエルと「アメリカン アサシン」というタイトルのわりには飛びすぎですね。そして、何と言ってもツッコミどころが電子機器と水の関係です。電子機器は水に弱いはずなのにあの爆弾はああはならないですよね。普通は水に突っ込んだところで爆弾は電子機器ですからすぐにダメになるはずなんですよ。ところが大ごとになっちゃって。何これという感じでした。あとアメリカ映画ってカウントダウンタイマーとかEMP好きですね。「ブロークン アロー」思い出してしまいます。

それにしても今作はオススメできません。あまりにも映画を見てる側を間違った方向へ誘ってしまうからです。これはダメですね。
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