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ボヘミアン・ラプソディのJINのレビュー・感想・評価

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)
4.9
IMAX字幕で鑑賞。
だいぶ前に予告編でQueenの映画をやると知ってこれは絶対に観なきゃと思った。
Queenに関してはそこまでファンと言うわけでもないけれど、普通に聴いてた。
中でもタイトル曲『Bohemian Rhapsody』を初めて耳にした時にはオペラをブッこんでいたことにブッとんだものだった。

Queenというバンドを生で観たのは数年前にサマソニ大阪でアダム・ランバートがヴォーカルだった時。
ギターのブライアン・メイとドラムのロジャー・テイラーのベテランにしか醸せ出せない物凄く重厚なオーラを放っていたことをよく覚えている(ベースのジョン・ディーコンは既に引退)。
そして、フレディ・マーキュリーは映像として共演していたのだった。

この映画でもやはり中心はフレディ・マーキュリー。
あんな強烈な個性のヴォーカリストはなかなかいない。
そしてこうゆう伝説を作る人はなぜか命も短い。
自分はライブエイドも知っていれば、彼がエイズで亡くなった時も知っている。
もっともその時は全くと言っていい程Queenに興味はなかったけれども。
この映画自体どこまで取材してどれだけ事実に近いのかはわからない。
ただ面白かったのは間違いない。
クチコミ評価も異様に高い。
Queenというバンドの成功過程にワクワクし、フレディの孤独に感傷的になり、そしてライブエイドでの高揚感で昇天する。
改めて唯一無二の偉大なロックバンドやったな、と。
そしてフレディ・マーキュリーという人は有無を言わせぬ説得力を持ったパフォーマーやったと再確認できる。
キャストにもさほど違和感を抱くこともなく楽しめた。

音楽映画なので音響の良いIMAXで観て大正解。
Queenの数々の名曲を存分に堪能出来た。
特に『Bohemian Rhapsody』誕生の件は、現在から見るとニヤリとしてしまうエピソード。
是非とも映画館で観てほしい。
ああ、素晴らしき余韻。
JIN

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