パリ・オペラ座の舞台裏のドキュメント。
良くも悪くも、オペラ座の『今』を見せる事に終始していました。個人的には歴史だとか建築だとかを紐解いてもらう方が良かったかな…
ルーブル美術館のドキュメントでも感じた、確固たる美への矜持。それを絶やさない為の後身の育成…私たちに提示される『美』は、その積み重ね。個々の努力の結晶が束ねられて、最高のクオリティで公演が行われている。
子供たちの合奏練習だったりと、色々な取り組みもしているんだという新発見もあり…新世紀、新時代のオペラの在り方も見せていただきました。
パリ・オペラ座には在仏時の友人に連れていかれたことがありました。荘厳な雰囲気に圧倒される美しい空間…でしたね。
残念ながら、そういった部分は紹介されません。ダンサーたちも疲弊した姿で映し出されていて、運営側の人間をメインに撮られています。でも、それが絢爛たる美を私たちに発信する…オペラ座のリアルな姿なんでしょうね。
クラシックやオペラなど、古典的な芸術が萎縮しつつある現代。大切なものを失ってはいけない…だが、時代の変化も受け入れなくてはいけない。そんな葛藤や苦悩。
日本だとバレエの公演って言われても、なかなか観劇に行く機会ってないんですけど…今度、椿姫があったら観に行こうかな✨
映画としてのスコアは付けにくいですね。
なので潔くスコアレスで(爆)