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X-MEN:ダーク・フェニックスのreifのネタバレレビュー・内容・結末

X-MEN:ダーク・フェニックス(2019年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

ネタバレ全開で行きます!くらいあれこれ言いたい、アベンジャーズより、小規模な X-MEN が好きだー!と再確認した。天才好きとしてチャールズ・エグゼビアが好きなんですね。マカヴォイさんはアクが強くかけがえない個性の役者、と、マイケル・ファスベンダーさんお久しぶりです、の二点豪華主義なとこもいいじゃん、X-MEN。まだ髪がある昔のチャールズ(うつくしい)が幼いジーンと出会う冒頭からボロ泣き。傷ついた天才少女に対等に語りかけるチャールズの「信念=ヴィジョン」が素晴らしい。チャールズはキレイゴトを言う奴なんだよ。そこに突っかかるレイブンはかわいくない、気が強い女。クイックシルバーいいよねぇ、軽くて愛せる。ニコラス・ホルトがメガネ君であることを忘れがち。ミュータントたちの好き順位は能力のそれに準じるのである。つまりビーストが好きでない…。ハルクと何が違うのと家人に問うて「色と毛」と教わりましたし。

少し前のアメリカの抑えめな色調が懐かしい。自家用車の中は子供にとって監獄であるのもすごく共感。

エリックが村長をしている自給自足コミュニティのクソオシャぶりは何なんだよズルイよー! マグニートー村に住みたいよー! 極限のアップを迎え撃つファスベンダーさんの美貌、うええ吐く。と思いながら見てました。やばいものを見た…。しまい込まれたいい感じに古びたヘルメットにキタキタキター!ですね。すぐ「殺す」という直情径行の太さもいいよね、マグニートー。マグニートーが最高にかっこいいのは「強い」から。問答無用である。また列車を操ってた、ああああ強い…。惚れる。

主役はジーン。当然である。オールマイティな能力が史上最強なんだから仕方がない。美しく…、はないが(ごめんね)。わたしの中でスカーレット・ウィッチさんと同じ人だった(雑な理解)、クイックシルバーと姉弟じゃなかったから別人か。と書いて、クイックシルバーを、父ちゃんと対決するめんどくさい展開の前に退場させる大人の事情を察した。会わせてやれよ。フォースが漏れ出すヒビのビジュアルが素敵。いつも壊れそうな自我を保っている子なんだ。ヴィランの女も異形の美女でエロかった、ああいう顔好き。ジーンは皆に愛され心配される、「守られる子」なのに、チャールズを歩かせるとかよく思いつきました。悪いわー。やる気になったら有機物を原子レベルに砕く! 最強! たかが CG とはいえ美しいんだこれが。サノスのパチンと同じ視覚効果なんだけどねぇ。デジタルアーティストのクレジットが膨大で感心しました。何百人規模?

アクションがスタイリッシュ! 速くてカメラが動く動く。それがちょうど良い快感で監督と波長が合うのを感じる。マグニートーの磁力による遠隔操作と鉄片で刺す物理攻撃の合わせ技が、言葉を失う、痺れる。マグニートーはかっこいいです。己の正義に限界がある、それを知っていて正義に従うところも。

というわけでファースト・ジェネレーションを最初から見直すことを決意しました。ヘルメットをかぶる癖がある二人、エリックとチャールズの壮大な夫婦喧嘩をな!
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