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トレイン・ミッションのskm818のネタバレレビュー・内容・結末

トレイン・ミッション(2018年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

会社をクビになった男が列車の中で妙な儲け話を持ちかけられ、報酬に興味を持ったばっかりにややこしいことに巻き込まれていくというよくあるパターン。
前半ちょっと眠かったが、あまり問題はない。終盤あれこれ盛り込みすぎ(まさかの「スパルタカス」ネタ笑)で、ちょっとやりすぎちゃうかと思うが、スリルがあって面白かった。名作文学のペーパーバックも伏線として効いている。
悪人は、よくあるあれだった。7年間の恩に報いるってそういうことかよwww  そんな恩返しいらん。
これ主人公は毎日郊外からNYまで通勤列車で通ってるんだけど、こういう光景意外と珍しい。映画のビジネスマンって地下鉄か高架鉄道か車で颯爽と移動してるのが多いからな。
10年間同じ列車を使ってて多くの乗客が顔なじみっていうのは日本でもあるのだろうか。知り合いになった同士が世間話をしたりして日本の通勤電車とは雰囲気が違う。車掌とも顔なじみ。だからこそこういう話も成立する。
顔なじみといってもどういう人か深いところは知らないし、怪しげな知らない奴だって実はたまたま知らなかっただけの通勤客だったりするし、長年の友人ですらどういうものを抱えててどういうことを考えてるか、実は全然わからないのだということを突きつけてくる話だなあ。そしてそういうよくわからない誰かのために動くことができるのかという。
あの謎の女って結局なんだったんだろう。警官だってギターの男だって単なるコマなんですよね。FBIは結局味方だったん?
いけ好かないように描かれてた警部が実はいい奴だったというのもお約束といえばお約束だなあ。駅で待ってた人たちは目撃者を保護するための人たちだったのね。
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