さとり

坂道のアポロンのさとりのレビュー・感想・評価

坂道のアポロン(2017年製作の映画)
4.3
三木監督作品で、「ソラニン」、「ホットロード」以来、個人的にグッときた作品になりました!

原作もアニメも申し訳ないのですが、拝見しておらず、予告のワクワク感に心踊って観に行きました。
アニメ同作公式サイトを軽く閲覧したところ、サウンドトラック収録されているジャズ音楽を実際に演奏されている方は豪華メンバーと書いてありました。
ヨウツベにあったのでササっと聞いてみたところ、とてもいい✳︎
アニメも見て観たくなりましたし、もちろん、原作漫画も。
音楽が主軸にあるストーリーなので、音楽のクオリティに目がいく。それは確かに。
しかし、実写化の良いところ(特にこの作品でより良く効果が表れていた)は、「視線」だと思いましたね。
「ホットロード」の原作で春山と和希がお互いを見るシーンは実写化されなくとも、その危なっかしさが表現されています。
もちろん、どの漫画も素晴らしい描写が光ってるのは十分承知です。
しかし、実写での「視線」はまた違う。
「キャロル」の視線も美しかった事が記憶にある方もいるかも、、!

テレビのインタビューで中川さんと知念さんが、本番のセッション決められていない場面で
目があった時の感動をお話しされていました。
その視線がとても良かったです。
あぁ、いいなぁ。本当に、この視線のぶつかり合いいいなぁ。としみじみ思いました。

もちろん、演奏も素晴らしかったです!

ピアノを弾きたくなるし、ドラムも習いたい。天気のいい日にはロケ地巡りもしたくなる。
けど、「友達は一生もん」という言葉が胸にささりました。
しっかり覚えておきます。
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