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坂道のアポロンのJINのレビュー・感想・評価

坂道のアポロン(2017年製作の映画)
3.8
以前アニメでは観てたので内容は知ってる。
ノイタミナシリーズの中でも傑作中の傑作。
キャスティングはそれ程違和感なく、特に千太郎を演じていた中川大志の役作りにはすっかり感心してしまった。
内容も忠実に実写化していて、変にいじり倒してないのにも好感が持てた。
60年代が舞台なので、レトロな日本の雰囲気を垣間みられるのも良い。
そんな中でのジャズと友情と恋愛という青春ストーリー。
セッションシーンのあのワクワク感はバンド経験者ならわかることと思う。
優等生の薫と不良の千太郎、レコード屋の娘の律子という3人の関係が甘酸っぱい。

実写化にあたり肝となるジャズセッションシーンに説得力があるか心配やったけど、よく頑張ってたと思う。
もしかしたら先にアニメで満足を得ていなければ、ややストーリーで物足りなさを感じた可能性はあるかも。
アニメのおかげで自分の中で補完されてた部分があったとは思う。
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