カツマ

マイティ・ソー バトルロイヤルのカツマのレビュー・感想・評価

3.8
アベンジャーズ予習シリーズ第11弾!ついにマイティーソーの3作目に到達です。完全にスターウォーズのような世界観ですが、事前にガーディアンズオブギャラクシーシリーズがあるのでそこは違和感なく入っていけました。

今作の監督は『シェアハウスウィズヴァンパイア』というゴリゴリのカルト映画で一部の層から大いに注目されたタイカ・ワイティティ。そのせいかコメディ色が大幅にアップしており、監督の色がもろに出た作品となっています。序盤に主要人物を多数抹殺。設定を諸々ぶっ壊したうえでの再構築。これは三作目じゃないと出来ない荒技ですね。
コメディ色とロキとの相性は抜群で、ロキファンにはたまらない時間だったのでは。そりゃハルクにボコボコにされた記憶が蘇る、よね、、(笑)

アベンジャーズvsウルトロンの激闘後、ソーは失われたインフィニティストーンを探す旅に出ていた。その旅の途上、世界の終末ラグナロクを予言する炎の巨人と戦い、これを撃退。巨人の動力源となっていた冠を封印するため再びアスガルドに帰還した。
ソーはアスガルドに帰ってきていたロキを連れて、行方知らずになっていた父オーディンを訪ねるも、オーディンは母の後を追い天へと召された。それによって封印が解かれ、死を司る神ヘラが新たに降臨。ヘラは圧倒的な力でソーとロキの前に立ち塞がり・・。

この作品は他のMCUとは違い、MCUとは関係ないベクトルの小ネタが効いており、マット・デイモンと、クリヘムの兄が出てくるシーンなどはあまりにもしょうもなくて最高だ(笑)
監督自身も普通に出演していたり(特殊メイクで全く分からないが)、遊び心が満載に詰め込まれたエンターテイメント精神が爆裂。なかなかにやりたい放題の作品になっているが、キャラクターの個性の掘り下げ具合が他の作品よりも激しいおかげで、キャラクター個々の魅力は一気に開花した感があり、ある意味結果オーライなのかなと思いました(笑)

さて、もうIWまでいってもいいくらいですが、もう1作品見ます。それで予習シリーズは終了となります。
カツマ

カツマ