カツマさんの映画レビュー・感想・評価

カツマ

カツマ

平均点は3.5点。年間ベストクラスは4.8点以上です。
ヨーロッパ映画のドラマもの、ラブストーリー、戦争もの、などが好みです。重要視するポイントは映像、エンディング、メッセージ性です。

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人生はシネマティック!(2016年製作の映画)

3.8

良く言えば王道、意地悪に言えば古臭い。でもそれは意図的にこの映画を『映画っぽくする』ことによって、映画作りに励む人たちの情熱と苦労と喜びを表現しようという、作り手側の熱い想いが伝わってくる!

脚本サ
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ノーカントリー(2007年製作の映画)

3.9

目が笑っていない人の顔って何でこんなに怖いのだろうか。しかも彼の口角は口裂け女のようにニヤリと鋭角に切れ、頭に乗るのはサラサラのマッシュルームカットだ。彼は歩けば死体が転がる死の配達人、殺戮の権化。息>>続きを読む

モリーズ・ゲーム(2017年製作の映画)

3.9

『ソーシャルネットワーク』や『スティーブ・ジョブズ』といった実話映画の脚本で名を馳せるアーロン・ソーキンがついに監督デビュー!しかも主演は昨年の『女神の見えざる手』でも難しい役どころを演じたジェシカ・>>続きを読む

カーゴ(2017年製作の映画)

3.6

泣けるゾンビ動画として話題になった同名短編作品をNetflixオリジナルムービーとして長編化!自分はこの元ネタの動画を見ていなかったので、見る前は昨年の韓国産ゾンビ映画『新感染』のB級劣化版だろうと舐>>続きを読む

ボストン ストロング ダメな僕だから英雄になれた(2017年製作の映画)

3.8

ジェイク・ギレンホールという異形の表現者はたった一人で映画そのものを支配できる。実話ベースのいわゆる『良い話』を感動的な成長ドラマへと覚醒させたのは、彼の圧倒的な演技があってこそだろう。ボストンマラソ>>続きを読む

あさがくるまえに(2016年製作の映画)

4.0

沈むような青色、押し寄せる波の連なり。それは生命の流転を思わせる象徴的なもの。ポロポロと手のひらの隙間から落ちていく水滴のようなピアノの音色が、抑え込むしかない悲しみを優しく包み込む。
この作品は臓器
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フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

4.1

子どもにはどうしても大人にならなければならない時が来る。まだ子供たちが夢の中にいたとしても、強制的に現実という名の夢魔が襲いかかって来て、あのカラフルな時代は懐かしい過去になって宝箱のなかに仕舞われる>>続きを読む

君がくれたグッドライフ(2014年製作の映画)

4.0

この映画を見ていると、若くして逝った小学生時代からの親友のことを思い出す。彼の墓の前であの頃の自分は『なに、こんなに早く死んでんだよ、、』と呟いた。果たして彼の人生はグッドライフだっただろうか。それは>>続きを読む

夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)

3.8

京都を青春ファンタジーな妄想ワールドに変貌させる森見登美彦の人気小説をアニメ映画化!出版されてから実に10年以上が経過しているにも関わらず、偽電気ブランのインパクトやら詭弁踊りってどんな踊りやねん、み>>続きを読む

インポッシブル(2012年製作の映画)

4.0

恐怖と感動が波の強弱のように何度も押し寄せてくる。為すすべもなく津波に呑み込まれていく恐るべき自然描写に戦慄。これは2004年のスマトラ島沖地震の津波被害を扱った、奇跡の一握りのような実話を描いた作品>>続きを読む

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年製作の映画)

4.4

アベンジャーズ予習シリーズの集大成とも言うべきインフィニティー・ウォーをようやく見てきました!
しかし、この作品は内容的に確実にネタバレNGの作品なので、レビューはしません!予習で一気にMCUシリーズ
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レディ・バード(2017年製作の映画)

4.8

きっと誰もがレディバードだった。今思うと恥ずかしくて死にたくなるくらいなのに、あの頃は生きることに必死だった。あの日の自分は友達に大好きだと伝えられていたかな?両親にありがとうと面と向かって言えていた>>続きを読む

ドクター・ストレンジ(2016年製作の映画)

3.6

アベンジャーズ予習シリーズ第12弾!ついにこれで予習は終了です。もういつでもインフィニティウォーを見に行ける状態になりました。ラストはトニーに並ぶ新たなる傲慢キャラ、ドクターストレンジ!

時空は歪み
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マイティ・ソー バトルロイヤル(2017年製作の映画)

3.8

アベンジャーズ予習シリーズ第11弾!ついにマイティーソーの3作目に到達です。完全にスターウォーズのような世界観ですが、事前にガーディアンズオブギャラクシーシリーズがあるのでそこは違和感なく入っていけま>>続きを読む

スパイダーマン ホームカミング(2017年製作の映画)

4.2

アベンジャーズ予習シリーズ第10弾!アベンジャーズの面々も喧嘩ばかりでそろそろ見ている方もエネルギーを擁するくらいだったのですが、対してこのトムホランド版スパイダーマンの何てピュアで初々しいことか!G>>続きを読む

手紙は憶えている(2015年製作の映画)

3.9

ハッピーエンドなのかバッドエンドなのかも判然としないほど、最後には伏線がピタリとハマる、これぞ執念の復讐劇。衝撃のラストの後に待ち受ける最後のワンカットが激しく強烈で、逆流する記憶の模索が全く追いつい>>続きを読む

シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(2016年製作の映画)

3.8

アベンジャーズ予習シリーズ第9弾!ついにフェイズ3に突入しました。アントマンの再登場に加え、スパイダーマン、ブラックパンサーの初登場が熱い。アベンジャーズもそろそろ世代交代の時期?

世界平和を守って
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アントマン(2015年製作の映画)

4.0

アベンジャーズ予習シリーズ第8弾!ついにフェイズ2のラストを飾るアントマンです。スルーしてもいいかと思ったんですが、かなり内容が良かったので見ておいて正解でした。

アベンジャーズ2で膨張過ぎたスケー
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アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン(2015年製作の映画)

3.6

アベンジャーズ予習シリーズ第7弾!フェイズ2最大の山場、アベンジャーズ2へと突入します。登場人物が増えてきて名前を反芻するのも大変な事態になってきました。

強大すぎる力は例え正義の側にいたとしても、
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いつだってやめられる 名誉学位(2017年製作の映画)

4.0

今年のイタリア映画祭3本目は今映画祭の目玉の一つにして、『いつだってやめられる』シリーズの最終作となる『いつだってやめられる名誉学位』!

劇場を爆笑の渦に巻き込んだ『いつだってやめられるマスタークラ
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マイティ・ソー ダーク・ワールド(2013年製作の映画)

3.7

アベンジャーズ予習シリーズ第6弾!続いてはマイティーソーの2作目です。ソーのシリーズは恋愛要素強めなイメージ。アカデミー賞俳優ナタリー・ポートマンの王道ラブストーリーも今やレアです。

今作の肝はスト
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チャンブラにて(2017年製作の映画)

3.6

イタリア映画祭2本目の鑑賞は今年のアカデミー賞の外国語映画賞候補にイタリア代表として送り込まれた『チャンブラにて』。あのマーティン・スコセッシが絶賛したという、イタリア映画シーン屈指の有望株ジョナス・>>続きを読む

キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー(2014年製作の映画)

4.2

アベンジャーズ予習シリーズ第5弾!フェイズ2のスタートをキャプテンアメリカの2作目からキックオフします。まさかのシールドとヒドラがクロスオーバーしてくる展開。鑑賞後だとウィンターソルジャーというサブタ>>続きを読む

アベンジャーズ(2012年製作の映画)

4.0

アベンジャーズ予習シリーズ第4弾!ついに本流アベンジャーズに到達しました。さすがはフェイズ1の集大成。公開当時の『日本よ、これが映画だ!』のキャッチフレーズ、当時は何じゃそりゃって思いましたが、見てみ>>続きを読む

アイアンマン(2008年製作の映画)

3.8

アベンジャーズ予習シリーズ第3弾!続いては一番最初に見るべき作品アイアンマンです。キャプテンアメリカとソーの初作それぞれに接点のある人物が出てきているようですね。

さすがはシリーズ始まりの場所。これ
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マイティ・ソー(2011年製作の映画)

3.5

アベンジャーズ予習シリーズ第2弾!キャプテンアメリカに続いてはマイティーソーを鑑賞。順番的には逆らしいですが、独立した作品として楽しめました。

アベンジャーズの中でも特に強いらしい、という前情報しか
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フライト・ゲーム(2014年製作の映画)

3.9

これはミステリによく使われる、所謂クローズドサークルの設定を鮮やかにアクション映画へと転用した作品だ。クローズドサークルとは、孤島や山荘といった隔離された空間で巻き起こる物語のことで、アガサ・クリステ>>続きを読む

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.3

この映画が繊細なだけのラブストーリーだったらこんなにも涙が頬を伝うことなんてきっと無かった。絵画の中から抜け出してきたような色彩。彫刻のような造形の2人。儚いひと夏の夢のような物語なのに、この映画の命>>続きを読む

キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー(2011年製作の映画)

3.8

マーベル作品で見たことがある作品が初期のスパイダーマン3部作、GoGシリーズ、ブラックパンサー、のみの自分が、アベンジャーズIWを観るためにだいぶ遅ればせながら予習祭りに入りました。5月中頃までに10>>続きを読む

ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

4.4

危うく性善説vs性悪説論争に終止符を打ちたくなるほど人間の本質を悟らせ、自虐的な真実を描いている作品が爆誕してしまった。思いやりの聖域とはよく言ったもので、そこは人間の本質が試される場所。人間は他者を>>続きを読む

フォルトゥナータ(2017年製作の映画)

3.5

今年もこの季節がやってまいりました。ゴールデンウィークと言えばイタリア映画祭!今年は今のところ3本見る予定ですが、その一本目!

タイトルの『フォルトゥナータ』とは主人公の名前であり、その意味は『幸運
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ロスト・バケーション(2016年製作の映画)

3.8

サメ映画イコールB級のイメージを踏襲した邦題を遥か彼方に吹き飛ばすシチュエーションスリラー!主人公の女性が知性と教養を武器に絶体絶命の危機から脱出するという設定は、サメ映画にありがちなパニック要素を極>>続きを読む

シャイニング(1980年製作の映画)

3.6

何故このタイミングで『シャイニング』なのか。それはある映画でのオマージュがあまりにも熱かったから。(ある映画はコメントに明記)

この映画はホラー映画というよりはSF映画のようだ。SF3部作を撮ったキ
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ポルト(2016年製作の映画)

3.8

刹那的な一夜はまるで永遠のように忘れ得ぬ愛を刻む。捨て犬のような男女の視線はぶつかり、パッと弾けた。それは一瞬の花火のように美しく、弾けた後には余韻のような静寂だけが残される。男はロマンチストで現実を>>続きを読む

三度目の殺人(2017年製作の映画)

4.2

真実とは移ろいゆく蜃気楼のように実体のないボヤけた虚無の中にあった。どの方向にも真実は存在し、それぞれに作り出される錬金術の末路としての真実が、法廷では生み出され続けているのだ。全てを象徴していたラス>>続きを読む

グロリア(1980年製作の映画)

3.6

この映画はジーナ・ローランズのほとばしる程のカッコ良さを堪能する映画であり、ジョン・カサヴェテスが自分の妻を思いっきりカッコ良く撮ることに成功した孤高のハードボイルドムービー!
あの『レオン』の元ネタ
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