カツマさんの映画レビュー・感想・評価

カツマ

カツマ

平均点は3.5点。年間ベストクラスは4.8点以上です。
ヨーロッパ映画のドラマもの、ラブストーリー、戦争もの、などが好みです。重要視するポイントは映像、エンディング、メッセージ性です。

映画(672)
ドラマ(0)

ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション(2015年製作の映画)

3.8

最新作フォールアウトの予習の仕上げとして、ミッションインポッシブルシリーズ5作目ローグネーションを鑑賞!
自分の中でこのシリーズはMI3で完結したと思っていたのに、先日鑑賞したゴーストプロトコルでまさ
>>続きを読む

アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場(2015年製作の映画)

4.0

牧歌的な少女の日常は戦場の真っ只中だった。中盤から60分以上ヒリヒリと緊迫したシーンが続き、戦争の裏側にある政治的法的駆け引きに大胆に焦点を当てた作品だ。死のパーセント化は決断を後押しするための数値で>>続きを読む

ゆれる人魚(2015年製作の映画)

3.8

人魚といえばディズニーの人魚姫が思い出されるくらいにはメルヘンな印象があるが、これは全くの別物。ポーランド産、つまり本当は怖いおとぎ話。
人を食べる人魚が人間に恋をしてしまう、という設定に加えて、80
>>続きを読む

少女ファニーと運命の旅(2016年製作の映画)

4.0

その境界線を越えるために子供たちは走り続けた。見渡せば同じような広大な大地、澄み渡るほどに青い空だというのに、ナチス占領下の大地はどこか薄暗く、中立国スイスの旗の揺らめきは何とも雄大だった。
子供目線
>>続きを読む

ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

4.8

ジョゼッペ・トルナトーレが送るこの世の全ての映画好きへと捧ぐ至高の金字塔!映画とはこんなにも素晴らしいのだと、人生を賭して愛するほどの価値のあるものなのだと、この作品は教えてくれる。
エンリオ・モリコ
>>続きを読む

エクスティンクション 地球奪還(2018年製作の映画)

3.9

Netflixオリジナル映画の中でもコンパクトなSFサスペンスには隠された名品が多い。この『エクスティンクション 地球奪還』も、B級映画の予感を漂わせるタイトルとは相反して完成度が高い力作だ。
何しろ
>>続きを読む

ウインド・リバー(2017年製作の映画)

4.0

少し空きました。先週末フジロックに行っておりまして、その余韻で少々映画から心が離れてしまいましたが、何とか戻ってこれました。2週間ぶりの映画館での鑑賞はこの『ウインドリバー』です。

アメリカという、
>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル(2011年製作の映画)

3.8

ミッションインポッシブルシリーズ最新作を鑑賞するにあたり、すでに観ている1〜3に続くこの4作目から予習開始!MIシリーズってイーサンハントがソロで無双しているイメージだったのですが、この4作目はチーム>>続きを読む

ホンモノの気持ち(2017年製作の映画)

3.7

主演にユアン・マクレガー、レア・セドゥという非常に豪華なキャスティングに、更には『ロスト・エモーション』を撮ったドレイク・ドレマスがメガホンを取った近未来のラブストーリーがNetflixオリジナルムー>>続きを読む

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

5.0

あるタイミングから完全にツボにハマってしまって爆笑に次ぐ爆笑!映画館でこんなに抜けの良い笑い声出したのいつぶりだろう!?終わってみたら驚異の伏線回収率!『そういうことか!』って声に出してるお客さんまで>>続きを読む

未来のミライ(2018年製作の映画)

3.0

『時をかける少女』から数えてついに5作目。細田守監督作品は全て映画館で鑑賞してますので、今作も初日チャレンジしてきました!

この作品はジブリ映画でいう『崖の上のポニョ』のポジションにあたる作品だと思
>>続きを読む

12モンキーズ(1995年製作の映画)

3.9

この映画を見ると、ノストラダムスの大予言に代表される世紀末の世界終末論を思い出す。終末の日、空は深き灰色。心のどこかで最悪の事態を恐れていた。
テリー・ギリアムが生み出したこの作品の中では、世界を終末
>>続きを読む

待ちきれなくて…(1998年製作の映画)

3.8

リチャード・リンクレイター監督の『バッドチューニング』やデヴィッド・ロバート・ミッチェル監督の『アメリカンスリープオーバー』に代表される高校時代の夜のホームパーティを舞台にした青春群像劇系作品の系譜に>>続きを読む

ブリグズビー・ベア(2017年製作の映画)

4.5

ラストシーンが好き。それこそ涙が出るほどに。『さようなら』なのか『ありがとう』なのか分からないけれど、この映画は最後の最後まで優しくて温もりに溢れてた。大人になると色々なことを諦めたり、夢見た未来を過>>続きを読む

ジュラシック・ワールド 炎の王国(2018年製作の映画)

4.2

大ヒットした『ジュラシックワールド』からキャストも物語もそのままに、監督には『怪物はささやく』『永遠の子どもたち』といった素晴らしい作品を連発してきたJ・A・バヨナを抜擢!
子供向けかと思えるほどショ
>>続きを読む

走れ、絶望に追いつかれない速さで(2015年製作の映画)

3.9

何故夕陽が沈む瞬間、あんなにも遥か遠くを眺めてしまうのだろう。夕陽の情景に終わりを見るかのように、心の何処かで漠然とした何かにサヨナラを言っているような気がする。
この映画全体から感じたのはそんな情景
>>続きを読む

ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア(1997年製作の映画)

4.2

ただ天国への階段を登っていく。片道切符の旅は明日なき暴走。天国への扉を叩いたらもう戻れない、それは人生で最後の旅立ち。
死を目前にした2人の男たちが海を見にいく、ただそれだけの話のはずなのに、ひょんな
>>続きを読む

バベル(2006年製作の映画)

3.8

かつて人は神に近づこうと天まで届くほどの巨大な建造物を造ろうとした。そのことに神は怒り、人類が一致団結して神に刃向かうことの無いよう、共通言語をバラバラにして意思疎通の手段を分断してしまう。その聖書の>>続きを読む

父さんはオジロジカ・ハンター(2018年製作の映画)

3.6

悪の魔王から屈強な消防士まで、今年はジョシュ・ブローリンが八面六臂の大活躍だが、このNetflixオリジナルムービーではちょっと情けない頑固親父に大変身!父と息子のシンプルな再生ストーリーをコメディタ>>続きを読む

TAU/タウ(2018年製作の映画)

3.5

『HER』や『エクスマキナ』のように、AIとの交流を描くことでSF映画を他のジャンルと融合させ、全く新しい形の近未来的な作品を生み出すケースが増えてきた。HERならばラブストーリーとの融合、エクスマキ>>続きを読む

ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー(2018年製作の映画)

3.9

エピソード4へと続くローグワンとはまた違うもう一つの道があった。ハンソロとチューバッカの出会い、ファルコンの登場。スターウォーズファンには嬉しいエピソードを盛り込みながらも、ハンソロが何故アウトローな>>続きを読む

淵に立つ(2016年製作の映画)

4.2

合成写真のように違和感のある白過ぎる影。写ってはいけないものが写ってしまっている感覚。燻んだ家族に落ちた一滴の墨はジワジワと少しずつ広がっていき、いつの間にか全ての笑顔をグチャグチャに塗りつぶしていく>>続きを読む

ザ・ギフト(2015年製作の映画)

3.5

視界の隅、その闇の溜まり場に怪しい人影が見えてくる。望まないプレゼントを持ったその男は、得体の知れない恐怖となってまとわりついてくる。この映画に潜む本当の恐怖とは何なのか。背中を這いずり廻る悪寒のよう>>続きを読む

僕らの先にある道(2018年製作の映画)

4.3

日々増殖していくNetflix作品。数が増えれば質を保つのは難しくなってくるが、その中にキラリと光る原石を見つけた。
台湾出身監督レネ・リウが製作したこの灰色と彩色の青春ラブストーリーは、ここ最近のN
>>続きを読む

プッシャー3(2005年製作の映画)

3.6

痩せた狼のような獰猛な瞳はどこへいったのか。それは裏社会に君臨してきた男の栄枯盛衰の末路。プッシャーシリーズのラストを飾る3作目は、麻薬組織の首領として静かなる殺意を放ってきたカリスマ、ミロが主人公だ>>続きを読む

プッシャー2(2004年製作の映画)

3.9

クズ野郎たちがゴミ箱の中を這いずり廻るかのような狂気のドラッグワールド。そんな世界を必死に生きる野郎どもの果てしなき乱舞、プッシャーシリーズの2作目。
1作目ではアホの極みの末に途中退場となった最高で
>>続きを読む

オンリー・ザ・ブレイブ(2017年製作の映画)

4.0

予告編の日本の某人気グループの歌、ジョシュ・ブローリン含め屈強かつ磐石のキャスト、観る前は山火事をダイナミックに描いたハリウッド大作の趣、大味な映画だと思っていた。
しかし、観終わった後に重くのしかか
>>続きを読む

ミスター・ノーバディ(2009年製作の映画)

4.1

人生は毎秒のように選択を迫られる無数のパラレルワールドの中の一つ。だが、もしロールプレイングゲームのように人生にセーブポイントがあったなら、あの時の選択が間違っていたのかどうかもう一度確かめたくなるは>>続きを読む

麻薬密売人 プッシャー(1997年製作の映画)

3.7

バイオレンスをアートにまで昇華するニコラス・ウィンディング・レフン監督のデビュー作がこの『プッシャー』シリーズの一作目!
もがけばもがくほどズブズブと絡みついてくる底なし沼のように、金を欲すれば欲する
>>続きを読む

特捜部Q Pからのメッセージ(2016年製作の映画)

4.1

深海のように果てなく沈む闇。その奥底に溜まりきった膿をほじくり返すかのように、猟奇的な殺人が悲しみの連鎖を巻き起こす、特捜部Qシリーズの3作目。
2作目の強烈すぎる幕切れで身も心もズタズタになったカー
>>続きを読む

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

4.4

まるで心が濾過されていくかのような優しい涙が何度も何度も流れていった。この物語の中の涙はどんな雫も優しくて、流れるたびに心の芯の部分に温もりのライトが灯っていった。

誰もがきっと見えないヘルメットを
>>続きを読む

特捜部Q キジ殺し(2014年製作の映画)

3.9

金田一少年の事件簿っていう漫画知ってますでしょうか?あの漫画、実はラストがエゲツないほど救いが無かったり、ある事件では主人公の幼馴染が殺人鬼だったり、その血も涙もなさに毎回えぐられながらも読み続けてい>>続きを読む

特捜部Q 檻の中の女(2013年製作の映画)

3.8

デンマークの大ヒットミステリシリーズ『特捜部Q』を映画化した作品の一作目!原作は2007年から2016年にわたり7作品発表され、そのうちの3作目までが映画化されており、まだまだ4作目以降の映画化も楽し>>続きを読む

デッドプール2(2018年製作の映画)

3.6

MCUもローガンもシリアス過ぎるのでそろそろガス抜きが必要!ということで、俺ちゃんことデッドプールが帰ってきました。乱射されるブラックコメディと容赦ないバイオレンス!もはやこれは天空の城ラピュタの悪役>>続きを読む

生きのびるために(2017年製作の映画)

3.9

悲しいことにこんなにも非人道的な話はフィクションのみで想像できるとは思えない。いまだ世界のどこかには極限まで抑圧され、弾圧される人々が、もがき苦しみながら日々生き抜くことを糧に戦い続けているのだから。>>続きを読む

ファントム・スレッド(2017年製作の映画)

4.3

愛は呪いか、それとも救済か。美しいものと醜いものは表裏一体なのか。網の目のように強情に縫い込まれた呪縛の正体が一つのシミからワラワラとほつれ出し、醜いと思っていたドレスに見出した新しい美。醜さもまた愛>>続きを読む

>|