衝撃のラストから続く、バーフバリ父子の物語完結編。前作と比較すると、圧倒的に迫力、スケールがパワーアップしている。前作が割と人間的なアクションをしていたのに対して、もはや本作では超人レベル。そこが潔くて爽快なのが良い。CGに頼っている部分が増えているので粗も目立つが、ちょっとチープな所も味があると思わせるパワーがある。それは何と言ってもやはり演者の力が大きいと思う。本作でも観る人を引き付ける上手さ力強さは流石だった。日本映画もCGを使った大作が増えているが、他国と比べて一番違うのは演者の力だと思う。インド映画は役者が素晴らしいし、作品的にもハリウッドに負けてない。1で語られた衝撃の内容が本作で明らかになる。結末をすでに知っていながらも、どう繋がるのか、本当にそうなるのかという風にドキドキしながら鑑賞出来た。1だけではよく分からない話の流れも本作で全て綺麗に回収される。1と2合わせて1つの作品なのだなと理解する。本作もいろいろ突っ込み所は満載なのだが、とにかくパワーと説得力が凄まじい。圧巻で魅入られる作品である。気付いたら自分も画面に向かって「バーフバリ！バーフバリ！」と叫んでいるのだから。もし父親が死なずに息子と共にバーフバリ親子で戦っていたら凄かっただろうなー。すっかりバーフバリロスに陥ってしまった。完全版も観ねば！
